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塩素 『食べ物を殺菌、消化促進!』

▼目次
■これだけは知りたい”塩素”について
■塩素が多い食品
■これを知っていたら”塩素博士”

■これだけは知りたい”塩素”について

塩素はナトリウムとともに食塩(塩化ナトリウム)の成分で、私たちは主に食塩として摂取しています。
しかし、塩素とナトリウムについて大きな違いが一つあります。
それは、摂り過ぎになってしまうかどうかです。
ナトリウムは摂り過ぎてしまうと”過剰摂取”になり、高血圧などの原因となります。
一方、塩素は、”汗や尿中に排泄されるため”、過剰症になる事はありません。

ですので、『塩素の摂り過ぎ』となる事はありませんので、心配しなくても大丈夫です。
ただし、塩分の摂り過ぎにはご注意ください。
塩素は問題なくても、ナトリウムの過剰摂取となってしまうためです。

■塩素が多い食品

塩素を多く含む食品は、ハム、梅干し、干しうどん、醤油、米味噌などです。
塩素は通常の食生活であれば過不足の心配がないため、塩素としての食事摂取基準は設けられていません。

■これを知っていたら”塩素博士”

少しマニアックですが、塩素についてもう少し詳しく知りたい方向けの内容になっています。
参考文献はこちらになりますので、気になった方はこちらもご覧ください。

塩素は胃液中に塩酸として含まれ、タンパク質を消化する酵素のペプシンの働きを助けています。胃に入ってきた食べ物の消化を促進し、殺菌します。
他のミネラルと協力し、血液や体液の酸・アルカリのバランスや浸透圧を維持し、調整する働きもします。
塩素はナトリウムとともに食塩(塩化ナトリウム)の成分で、私たちは主に食塩として摂取しています。ですから通常の食生活ではほとんど不足する事はありません。
また、多く摂り過ぎても、汗や尿中に排泄されるため、過剰症の心配もありません。

細胞外の体液中にナトリウムとともに存在し、浸透圧を調整する働きを担っています。塩酸の分泌によってペプシンが活性化され、小腸からのビタミンの吸収を助けています。また、膵液の分泌を促す作用もあります。
塩素は酸化力が強く、水道水の消毒に利用されます。
体内では胃の中の食べ物を殺菌する働きもしてくれます。

以上が塩素についての少しマニアックなお話でした。
ミネラルの一種である塩素ですが、ミネラルの全体像をまとめた記事もありますので、ご興味ございましたら合わせてご覧いただければと思います。



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