見出し画像

筋トレが続かない理由は、旧石器時代の食糧不足と進化論にあった?

▼目次
■ついついサボりたくなる筋トレ
■運動のパラドックス
■筋トレするようにデザインされていない人間
■意志力をマネジメントせよ

■ついついサボりたくなる筋トレ

本日も、私が心よりお勧めしたい書籍、『科学的に正しい筋トレ 最強の教科書』よりご紹介します!


筋トレは健康面で確実な恩恵を受ける事が出来る最強の方法です。皆さんも、それは重々分かっているかと思いますが、それでも継続が難しいのがこの筋トレです。
ジムなどで筋トレを始めた人のなかで、1年間続けられる人は、わずか4%に満たないのが現状のようです。ジム通いが出来てる方、相当凄い部類になりますね。

■運動のパラドックス

健康に良い事は分かっているのに、家でゴロゴロしたり、不健康な行動をとってしまう事を、運動のパラドックスといいます。
その理由を解明しようと数々の研究がなされ、現状最有力なものとして、現代の進化論が挙げられています。

■筋トレするようにデザインされていない人間

ハーバード大学の進化生物学者であるダニエル・リーバーマンは、筋トレが続けられない理由を次のように述べています。「そもそも、ヒトは筋トレをするようにはデザインされていない」  約 180万年前、ヒトは二足歩行などの現代人のような身体的特徴を獲得しました。長い脚、長いアキレス腱、大きな大臀筋、熱を十分に放出できる発汗機能など、これらは長い距離を走るために進化したものです。これに対してヒト以外の哺乳類は、瞬発性に富んだ白筋が多く、発汗機能が乏しいため、長距離を走るとどうしても休息が必要になります。そのため、ヒトが行う狩猟では「おにごっこ戦略」がとられました。ひたすら獲物を追いかけまわし、獲物が疲れ切ったところを狩るという作戦です。  このように、ヒトは、長い歳月をかけて自身の身体を狩猟活動に最適化させるよう進化させてきました。つまり、私たちの身体は進化論的合理性によって形づくられているのです。  そしてこの進化論的合理性の観点から、現代人の「筋トレが続かない理由」も見えてきます。

結論はこうです。

「無駄なエネルギーを使わないように、ゴロゴロしていいんだよ」  これが、現代の進化論が明らかにしたパラドックスの答えであり、筋トレが続かない理由なのです。つまり筋トレが続かないのは、私たちの意志が弱いわけではなく、エネルギーを無駄遣いさせないための自然で生理的な反応なのです。また、ダニエル・リーバーマンは、「残念ながら、心を変える特効薬はない」  としています。  しかしそれでも私は、身体的、精神的健康の観点から「筋トレは一生続けたほうがよい」と考えます。その1つの突破口として、同じくダニエル・リーバーマンは、次の言葉を提案しています。「しかし、心が変えられないのであれば、環境(仕組み)を変えれば良いのだ」

■意志力をマネジメントせよ

それでは、私達が健康を維持できるよう、本能に抗いながら筋トレを継続するには、どうしたら良いのでしょうか?

詳しい内容を次の記事にまとめましたので、そちらを是非ご覧下さい!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?