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亜鉛『細胞を新しくする遺伝子情報運搬役!』

▼目次
■これだけは知りたい”亜鉛”について
■亜鉛が多い食品
■これを知っていたら”亜鉛博士”

■これだけは知りたい”亜鉛”について

亜鉛は、遺伝子情報の伝達やタンパク質の合成など、体にとって無くてはならない存在で、幅広く活躍するユーティリティプレイヤーです。

そこで今回は、その中で個人的に印象的だったものを一つだけご紹介します。
それは、『味覚』です。亜鉛は味覚にとって重要なミネラルとなっています。

味細胞は短期間で細胞を次々生まれ変わらせているため、材料となる亜鉛を常に必要としています。亜鉛を十分に補うことで、味蕾の働きを保つことができると言われています。

味覚に少しでも違和感があった場合、(コロナウイルスの可能性もありますが、、)、亜鉛を積極的に摂るように心がけてみてください。

■亜鉛が多い食品

亜鉛が多い食品は、牡蠣、タラコ、ウナギ、牛肩ロース、納豆などです。

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■これを知っていたら”亜鉛博士”

少しマニアックですが、亜鉛についてもう少し詳しく知りたい方向けの内容になっています。
参考文献はこちらになりますので、気になった方はこちらもご覧ください。

亜鉛は、成人の体内に2gと微量ですが、骨や皮膚、肝臓、すい臓、前立腺など多くの部分に存在しています。
生体内で200種類以上の酵素反応に補助因子としても働くのです。
なかでも重要な役割は、遺伝子情報の伝達やタンパク質の合成に関わる事です。
このため、細胞の形成や新陳代謝、成長に欠かせないミネラルとされます。
血糖値を調整するインスリンの合成、糖代謝や細胞の参加を防いで免疫力の維持・向上にも役立っています。
生殖機能の維持にも重要で、精子の形成や女性ホルモンの分泌を活性化させる働きがあります。

また、亜鉛には味覚を正常に保つ働きがあります。
人は、舌の表面にある味蕾(みらい)で味を感じています。味蕾細胞は新陳代謝が活発で、新しい細胞の形成に亜鉛は不可欠です。
そのため、亜鉛不足が続くと味覚異常を引き起こすといわれています。
亜鉛は十二指腸、回腸で吸収されますが、過剰な食物繊維やシュウ酸などの摂取で吸収が阻害されるので注意が必要です。

以上が亜鉛についての少しマニアックなお話でした。
ミネラルの一種である亜鉛ですが、ミネラルの全体像をまとめた記事もありますので、ご興味ございましたら合わせてご覧いただければと思います。


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