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【7】1日1ページ読むだけで身につく 体の教養365

こちらからの続きです。↓


39)クラインフェルター症候群
・男性に最もみられる性染色体異常の一つ(0.02%)
・両親から余分な染色体を受け継ぐと起こる(XXY)
・1942年、ボストンのマサチューセッツ総合病院の医師ハリー・クラインフェルターによって発見された
・特徴は、大きな乳房、小さな精巣、顔や体のまばらな毛、無精子症を起こす
・原因は、テストステロンの低値によって起こる
・症例は、中年期以降になって初めて診断される
・赤ちゃんの頃、お座りやハイハイに時間がかかる
・思春期の頃、①精巣がやや小さい②体毛が少なく③活力が乏しい④子供を産む精子が作れない
・この疾患を診断するために、ホルモン検査や核型分析(染色体の分析)を行う

40)アンジェルマン症候群とプラダー・ウィリー症候群
・染色体異常の病気で、15番染色体が片親性ダイソミー
・片親性ダイソミーとは、染色体が2本とも片親だけ受け継ぐ事
・アンジェルマン症候群は、片親性ダイソミーが「父親」の場合に起こる
・アンジェルマン症候群の由来は、英国医師ハリー・アンジェルマン
・アンジェルマン症候群は、発育遅延と知的遅滞を引き起こす
・アンジェルマン症候群は、理学療法、行動療法、抗痙攣薬の治療が必要
・プラダー・ウィリー症候群は、片親性ダイソミーが「母親」の場合に起こる
・プラダー・ウィリー症候群の由来は、スイスの2人の医師の名前から
・プラダー・ウィリー症候群は、筋張低下(ふにゃふにゃの人形のよう)、性ホルモン分泌不全、運動発達の遅延が挙げられる

41)若年性筋ジストロフィー
・筋ジストロフィーは、年齢とともに筋肉が徐々に弱くなっていく疾患
・若年性筋ジストロフィーは、良性で、他と比べるとずっと軽度な疾患
・母親から伝達する遺伝子疾患
・3万人に1人の男児の割合
・ジストロフィンというタンパク質を十分に作ることが出来ない
・脚の脱力、平衡感覚の障害、ふくらはぎの肥大といった症状がみられる
・多くの患者は、肺炎、肺の衰弱、心臓などの合併症で、10代後半-20代初期までに亡くなる

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