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【3】1日1ページ読むだけで身につく 体の教養365

こちらからの続きです。↓

14)発疹
・発疹とは、「一時的な皮膚の炎症や腫れ」の事
・原因は、ウイルス、カビ、寄生虫、薬剤、化学物質、アレルギー、熱
・症状は、凹凸、乾燥、ひび割れ、痒み、水疱、痛み
・たいていの発疹は、軽度で自然に治る
・一方、ライム病(四類感染症の、インフルエンザ様症状)など、重篤な疾患の兆候である事もある
※【感染症の分類】危険性が高い順に分類
  一類感染症:エボラ出血熱
  二類感染症:結核、SARS,MERS
  三類感染症:コレラ
  四類感染症:A型肝炎
  五類感染症:麻疹、AIDS、ロタウイルス
・発疹は主に2種類(接触皮膚炎/蕁麻疹)
・接触皮膚炎は、別名「かぶれ」。赤く腫れたり、痒みが出る症状。皮膚接触が原因。
・蕁麻疹(じんましん)も赤く腫れる。皮膚接触以外の、ストレスやアレルギー、発汗などが原因。

15)水痘(水疱瘡)
・ワクチン接種の結果、その症例数は急速に低下
・水痘は人へと感染する
・ウイルスは2週間かけて増殖し、体内に広がる
・初期症状は発熱や頭痛。その後、ピンク色に腫れる。
・子供には軽度な疾患だが、成人、特に妊婦は重篤化する可能性がある

16)風疹(三日はしか)
・発熱、発疹を特徴とするウイルス性疾患
・潜伏期間:2週間
・咳やくしゃみで感染(感染期間:発症前1週間-消失後2週間)
・強い感染力(インフルエンザの7倍)
・小さくピンク色の発疹が3日続く
・感染は軽度で治療は不要
・一方、妊婦の胎児を攻撃し、先天性欠損症、難聴、白内障、発育遅延を引き起こす
・2006年(平成18年)予防接種開始
・MRワクチンとして満1歳(第1期)及び就学前年(第2期)への麻疹風疹混合ワクチン接種を開始(2回接種法)

17)麻疹(はしか)
・高熱や眼の炎症を特徴とするウイルス性疾患
・潜伏期間:1週間
・極めて強い感染力(インフルエンザの18倍)
・特に子供に危険で世界で毎年100万人の死者が出ていた

18)流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
・耳下腺(じかせん)とは、耳と上顎の間
・耳下腺が腫れて、おたふくになる
・感染する(唾液:くしゃみ、食器や飲み物の共有)
・潜伏期は2-3週間
・症状は、発熱、頭痛、飲み込んだ時の痛みなど
・合併症の恐れがある(脳炎、難聴、精巣炎、卵巣炎)
・若い成人が発症すると、不妊のリスクを高める

19)第五病(伝染性紅斑、リンゴ病)
・子供が起こす発疹で五番目に発見(麻疹、風疹、水痘、突発性発疹)
・冬から春にかけて流行
・風邪と同様に感染し、同様な症状を起こす
・1週間経つと、ほっぺが赤くなる(りんごのように)
・3週間、発疹が続くが、ほっとけば治る
・1回感染すれば、生涯免疫がつく
・妊娠初期に感染すると、重篤な合併症をもった赤ちゃんが生まれる可能性がある

20)悪寒
・原因は3つ(極度の寒さ/細菌やウイルスに感染/恐ろしい状況や強い感情)
・発症すると、核心温(深部体温)を上げ感染と闘う
・体温が上がった熱により、視床下部の体内サーモスタットがリセットされる
・リセットにより、自律神経系を刺激し、ストレスホルモンが分泌し、汗をかく
・リセットにより、空腹ホルモンもリセットされ、食欲が低下する
・発症時の対策は、市販のアセトアミノフェンやイブプロフェンを1回分服用
・悪寒は、重篤な疫病と関連している事もある(マラリア、白血病など)

21)発熱
・発熱する理由は、体が感染や病気から守るために生じる
・細菌やウイルスは熱で破壊できると考えられている
・平熱は36.89±0.34℃
・それに比べ、午前は-0.5℃、午後は+0.5℃
・細菌やウイルスが侵入すると、体温調整をしている視床下部が38-39℃にリセットする
・その結果、体が自身を冷やそうとして、発汗、悪寒、筋肉痛、食欲不振を引き起こす
・発熱対策として、解熱剤に加え、十分な食事と水分補給が必要
・体を冷やすのではなく、むしろ温める
・子供は、微熱であっても重篤な感染症の兆候の可能性がある
・解熱剤として、アセトアミノフェンやイブプロフェンが有効
・子供にアスピリン(バファリン)はNG(ライ症候群を引き起こす可能性がある)

22)脱水症
・脱水症が起こる理由は、摂取する量よりも多くの水分を失った時(OUT>IN)
・1日に、カップ10杯分の水を失う(200ml×10= 2L)
・1日に、少なくともカップ8杯分の水分を飲むべき(食べ物から、カップ2杯分の水分摂取)
・短時間の運動ではカップ2杯の水分、さらに激しい運動時はナトリウムを補給
・2Lの理由は、呼吸、発汗、排尿、(下痢、発熱、嘔吐)
・脱水症の症状は、疲労感、口渇、頭痛、色の濃い尿、眩暈
・深刻化すると、血圧低下、頻脈、発熱、精神錯乱

23)扁桃炎
・扁桃の役割は2つ(細菌やウイルスをろ過して取り除く/疫病と闘う抗体を作る)
・扁桃炎は、子供によくみられる
・症状は、のどの痛み、発熱、悪寒
・原因は、ウイルス
・4日-2週間で治る
・対策は2つ(イブプロフェン/暖かい食塩水でうがい:1杯のお湯にスプーン1/4杯の塩)
・子供は、「レンサ球菌咽頭炎」でない事を確認すべき

24)レンサ球菌咽頭炎
・化膿レンサ球菌という細菌による感染症
・春に流行し、子供によくみられる
・症状は、重度の咽頭痛、赤く腫れた扁桃、発熱、頭痛
・自然に治るが、治療しないと重篤な合併症を招く

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