【心理学者 カール・ユングの本を読め!】 by元大統領ドナルドトランプ
こんばんは♪タコセン🐙です。
一昨日、米国🇺🇸の元大統領 ドナルドトランプ氏の本を読みました。
今日はこちら、ドナルドトランプ氏の本の重要箇所を一部抜粋してご紹介できたらと思います。
よろしくお願いします。
【金のつくり方は億万長者に聞け!- 大富豪トランプの金持ち入門】
カール・ユングを読め
心理学やセルフヘルプに関する本を読むのは勉強になる。心理学者カール・ユングの理論は非常に面白く、私も自分の無意識や集合的無意識をいつも気にかけるようになった。
彼の本を読むことは、自己防御にもなる。
自分のことでも、わからないことはたくさんある。同じように、他人についてわかっていないこともたくさんあるだろう。
ユングは、意識と無意識の両方を「psyche(魂)」という言葉で表した(余談だが、これが「サイコ」の語源だ)。私はある知人を通じてユングに触れた。
その知人は極めて辛い経験をしてきたのに、穏やかな人だった。彼がどこでそのような「グレース・アンダー・ファイヤー(*訳者注 修羅場の美。テレビコメディのタイトル)」的な物腰を身につけたのか想像できなかったので尋ねてみると、ユング理論のおかげで平静を保てるのだと言う。
彼はこう説明した。
「僕は自分の経験から学んだよ。自分を守る策として、周囲の人を、自分に向けられるかもしれないピストルだと思うことがよくある。彼らが拳銃なんだ。ただし、引き金は僕だ。だから僕は慎重に話し、歩く。こういう風に頭の中に思い描くと、衝突を避けるのに効果的なんだ。僕も気づかぬうちに、本当は精神を病んでいるのに威厳ある仮面を被っている人の一人になっていた。何が他人の殺人本能に火を付けるかわからない。それはその人が五歳の時に経験したことかもしれない。だから、引き金にならないことだ。そうすれば銃も脅威ではなくなる」
私は彼の哲学を聞いて非常に衝撃を受け、すぐにカール・ユングに関する本を読み始めた。おかげで私生活にも事業にも役立っている。
私たちは皆、成長する人間だが、それを認識するようになってから、私は一気に大人になれた。それから、いわゆる常軌を逸した行動というものにもあまり驚かなくなった。
言っておくが、ひねくれているのではなく、自覚しているのだ。「なぜこんなことに」と自問しなければならない状況に陥りたくないのだ。
これで思い出すのは、私の好きなナポレオンの言葉だ。「有能なリーダーは決して驚かない」
優れたリーダーになるためには、他人のことだけでなく自分のこともわかっていなければならない。
私の場合は、カール・ユングの研究に触れたことが正しい方向へ進む一歩だった。だがもし、ビジネススクールに通っていた頃に、経済的成功を収める上で心理学の勉強が重要だ、と言われたとしても信じなかっただろう。
友人の話でその認識が変わった。あの説得力のある助言に感謝している。ユングの本を読むのに費やした時間は比較的短いが、その価値は大きい。
彼の自伝、『思い出・夢・思想』(邦訳『ユング自伝—思い出・夢・思想 1・2』みすず書房)から始めるといい。
夢中になれると同時に直感や本能を研ぎ澄ますことができる。また周囲の人を「読む」のではなく「見抜く」技術が身につく。
さまざまな場面で役に立つこと請け合いだ。
「ペルソナ(外的人格)」という言葉には面白いルーツがある。「仮面」を意味するラテン語が語源だ。が、それは人間にとって不名誉なものではなく、必要なものだ。
ペルソナは誰にでもある。生きていくのに必要なものだ。それは人前でかぶる仮面のことで、意識的、無意識的のどちらの場合もある。
例えば、事故で家族全員をなくしたセールスマンは、当然、打ちのめされている。しかし、顧客に接するときは快活で自信に溢れていなければならない。
それが彼のペルソナの一部だ。生きていくのに必要なツールなのだ。
唯一の危険は、自分が自分のペルソナになることだ。つまり、途中のどこかで何かが閉ざされ、表向きには機能している偽りの人格の裏に本当の自分が隠れてしまうことだ。
私も常に人目にさらされているため、他人事とは思えず、とても考えさせられた。幸い、私は「公」の自分も「私」の自分も認識している。それに、陰に隠れるようなタイプではないが、自分に多面性があることはわかっている。
トランプ・オーガニゼーションを我が家のように思えるのはそのためでもある。私と四六時中一緒に働いている人は、私がそんなに魅力的な男ではないことを知っている。私が働きづめなのを知っている。
それをモルモン教徒のようだと言う人もいたが、私は誉め言薬だと思っている。それはさておき、
ユングの本を読めば、自分や、人間の行動への洞察を得ることにつながるだろう。
投資はシンプルに
数多くの企業が、特定のファイナンシャルアドバイザーやファンドについて、投資見返りの高いものをチャートにわかりやすくまとめたり、関連情報を提供したりしている。
そのチャートをよく研究しよう。短期間だけでなく(運が良かっただけかもしれない)、15年から20年分をチェックする必要がある。
投資する際は、ゴールドマンサックス、モルガンスタンレー、ベアスターンズ(*訳者注 2008年にJPモルガンチェイスに買収される)、メリルリンチなど大手企業の助けを借りるべきだ。
苦労して貯めたお金を賭けるわけだから、無駄なリスクは負わないに限る。
一般的に、成功には理由がある。アラン・"エース"・グリーンバーグ(*訳者注 ベアスターンズ会長、2014年逝去)やウォーレン・バフェット(*訳者注 株式投資家で、世界屈指の資産家)のような伝説的人物の実績には驚かされるが、彼らの成功の理由を知れば、それがどんな投資にも当てはまるものだということがわかるだろう。
それが何かというと、
「常識的判断」
なのだ。
私はウォーレン・バフェットのアニュアルレポート(事業報告書)をいくつも読んだ。
すばらしいと思うのは、物事をこの上なくシンプルな言葉に還元する彼の才能だ。
ウォール街で成功したいわゆる「神様」たちが難解な業界用語を並べ立てて話すのには、めまいを覚えることがある。
複雑なコンピュータ取り引きや、まだ存在すらしていない商品の先物オプション取り引きで50パーセントもの利益を上げる話は、印象深いかもしれない。
この市場では日々、大儲けと大損が繰り返されているが、私に言わせれば、そういう連中がヘッジファンドを捨てて、アトランティックシティーにあるトランプ・タージマハール・カジノでルーレットの好きな数字に有り金を全部賭けたとしても、同じだけ儲かるはずだ。
私にできる最も賢明な助言は、
投資するなら、自分がよく知っている商品だけを選び、自分が信頼できる人だけを使って投資しろ
ということだ。
投資しなかったのが最高の投資だった、というのはよくある話だ。
子どもに1ドルの価値を教えよ
私の子どもたちは、手本を見てお金の大切さを覚えた。一生懸命働く父親の姿を見ているのだ。子どもたちとお金について話すことはない。わざわざ話さなくても、見ればわかる。
子どもたちは私の生活態度を見ている。私はオフィスを出るときは必ず電気を消し、どんなときもできるだけ安く買い物をしようとしている。
それはビルを買うときも、ドゥウェインリード(*訳者注 ニューヨークにあるドラッグストア)で日用品を買うときも変わらない。
私は、両親が示してくれた手本をいつも思い出す。両親が信念をもって厳しく身を律していることは見ているだけでわかった。
くどくど言われる必要はなかった。その両親を見習っているのだ。二人は倹約家で、お金を稼ぐ大変さや、お金を大事に扱わなければいけないことを知っていた。
暮らしは豊かだったが、贅沢ではなかった。派手にお金を使うことはなく、外食もほとんどしなかった。休暇といってもそれほどあちこち出かけることはなかった。
教育にはうるさかった。家庭生活は安定し、とても幸運に思ったことを覚えている。家族のメンバーはそれぞれ、家族に対してだけでなく、社会に対しても何らかの貢献をすることが期待されていた。
そういうトランプ家の価値観が私の体に染みついていて、私もそれにふさわしい暮らしを心がけている。
子どもたちは、私がそうだったように、余裕のある生活に恵まれたが、驚くほど甘やかされずに育った。
彼らは、きちんと予算を立て、その中で生活している。クレジットカードの利用には上限をつけている。もしもの時のために持たせているだけだ。
息子たち二人は子どもの頃、夏休みにはウェストチェスターにあるセブンスプリングズの宅地で芝刈りや木の剪定、石運び、造園仕事をして小遣いを稼いだ。
イヴァンカはアメリカンバレエ学校に通っていたが、規律や訓練の厳しさは相当のものだった。
今日の大学生は、昔の学生よりもお金のことがよくわかっているだろう。自分のお金についてよく考えているようだ。それはいい傾向だ。
お金の価値を早く知れば知るほど、たくさん所有できる可能性が高いからだ。
お金にルーズな親を見て育ったら、子どもは自分もルーズでいいと思うようになる。親をよく見ている。そうやって覚えていくのだ。
親が大事に思っているものは、子どもも大事に思うものだ。例外が一人か二人いる家族もあるが、子どもたちが見たことから学ぶということは実証されている。
ラスベガスでギャンブルするのが楽しくて仕方のない親を見たら、子どもはそれをいいことだと思い、真似をする。
音楽鑑賞が好きでカーネギーホールヘよく出かける親が子どもを一緒に連れて行けば、子どもは親が楽しんでいるのを見て、それを楽しみと考える。
子どもは本能的に人を喜ばせたがる。だから、子どもにどんな価値観を見せるか考えよう。いずれ子どもは自分の好みをもつようになるが、最初に触れるものが大事なのだ。
子どもたち(ドン・ジュニア、イヴァンカ、エリック)が小さかった頃は、家族で暮らしていたため、一緒に過ごす時間がたっぷりあった。
今でも仲はとてもいい。カリフォルニアで母親と暮らすティファニーとはあまり一緒に過ごす機会がないが、子どもたちを出張や旅行に連れて行ったり、行事や活動に一緒に参加させたりしている。
子どもたちが家業を手伝ってくれるのは嬉しいし、子どもたちもそれはわかっている。ドン・ジュニアは、2001年9月からトランプ・オーガニゼーションで正式に働き始めた。「トランプ家は、建築一家ですから」。
彼は最近ニュースキャスターのバーバラ・ウォルターズにインタビューされ、そう答えている。イヴァンカ、エリック、ティファニーも、うちで働くことを考えてくれたら嬉しいが、決めるのは本人たちだ(*訳者注 イヴァンカ、エリックもドン・ジュニアとともに同社の不動産開発・買収担当副社長)。
私が求めているレベルは非常に高いが、子どもたちもそうだ。怠けることを知らず、仕事や勉強を楽しみ、高い目標を掲げ、達成している。私はこんなに恵まれていていいのだろうか。
お金について子どもを教育しないのは、子どもに食べ物も満足に与えないのと同じことだ。経済観念をもたずに社会へ出たら苦労する。
親の考え方、つまりどう使い、節約し、投資するかを伝えるべきだ。お金を持つことは必ずしも貪欲さの現れではない、ということも教えよう。
お金は生きていく上で大事なものだ。子どもが初めて部屋を借りるのもいい勉強になる。
突然、敷金というものに直面する。生きていくために必要な準備はできるだけしてやることだ。
「マネー」誌など個人向け金融雑誌の定期購読を申し込んでやるのもいい。小遣いを貯金する励みになるような褒美を考えよう。
親がお金について教えなくて、誰が教えるのか。
というわけで、米国🇺🇸の元大統領ドナルドトランプ氏のお金のつくり方をもっと知りたいあなたは是非、本書を手に取って読んでみてください! ⬇️
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