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教育公務員として楽しく生きていくために

おはようございます。
公立学校教員のたこぽんです。

最近、公立学校の教員として、いかに息長く楽しく生きていけるか?を考えています。
教員ってブラックとよく言われますが、本当にそうなのか?
そうだったとしたら対策はないのか?考えてみました。


心の病みやすい教員という仕事

この仕事、本当に心の病みやすい仕事のようで、
今の職場でも休職に入られた先生が2人いらっしゃいます。
(今は無事、復帰されています)

かくゆう私も一昨年「あと一歩で休職」というところまで
精神的に追い込まれた経験
があります。
私の場合、幸い?なのか、ちょうど3年生を卒業させたあと育休に入り、
職場から離れたので病気にはならなかったのですが。

あのまま続けていたら、心が病んで休職、という流れでした。

とにかく教員という仕事、精神を不安定にする要因が多すぎるんですよね。

・多すぎる仕事量
 (真面目な人に集中しがち
ヤバい同僚の教員
 (「公務員」のためクビにできず、ヤバい人ほど影響力が大きい
・生徒対応の疲弊
 (最近、心の病んでいる子が増えている気が・・・)
・保護者対応の疲労
 (「自分の子どもが一番」なのはわかりますが、こちらは一気に40人を見てるのです)
・部活動顧問の長時間労働
 (メイン顧問になると平日&土日で残業月100時間超え

これらがランダムで振りかかってくるわけです。
しかも、環境や所属校の様子に依るところが大きいので、自分から積極的に避けにくい。
このように「自分でコントロールできない不安定要素が多い」のが、心の病みやすい原因だと思います。

教育公務員としての「安定感」は捨てがたい

じゃあ、今すぐ教員を辞めるのか?というと、そうすぐには決断しにくい・・・。
というのも、やはり公務員としての「安定感」は捨てがたいからです。

「公務員」は給料は年齢を経るにつれて、安定的に上がっていきます。
「いつまでに、どのくらいの収入が見込めるのか?」
これが、明確なのですごく人生設計が立てやすい。

私には現在2人の子どもがいます。
やはり子どもの教育費などの貯蓄をしていく必要があります。
安定的な収入、さらにはある程度の高収入の教員という立場は、すごく貯蓄しやすいわけです。
(年収的には、平均年収以上はいただいている)
教員を続けている分には、自分の家庭のことに対してはある程度悩むことなく生活を送ることができますね。
(少なくとも「収入面」に対しては)

だからこそ、自分のやりたいことに落ち着いてチャレンジしやすい環境ではあると思います。
これは「教員」という仕事の特徴でもありますね。

教員の仕事は「生徒の将来のためになる活動か?」という視点で、仕事が行われます。
「目標がものすごく曖昧」という反面、「目先の利益で評価されにくい」という点も。
目先で評価されないからこそ、「生徒のためになる、自分がやりたいこと」にチャレンジしやすい。

教育公務員は収入も仕事も安定しているからこそ、このようなメリットも享受できるのです。

致命傷をうまく避けつつ、50代で脱出予定

そこで、私の当面の目標としては

・50代での早期退職をめざす
・その後は「非常勤講師+副業」

というプランを考えています。
「教育公務員として楽しく生きていく」ためには、こちらが基本路線になるかと思います。
そのために現在、金融投資やライフプランは計画中。

なぜ、50代での早期退職なのか?というと、「勧奨退職」制度の活用を狙っているためです。
勧奨退職とは、50代で早期退職をした場合に退職金を割高にもらえるという制度です。
(自治体によって年齢や金額に違いあり)
せっかく辞めるならば、辞めた方が経済的メリットも大きいのかなと思っています。

そして、仕事を50代まで末長く続けるために重要なのが
「ヤバい人を、うまく避ける」
という方針。
いくら「長期的に安定的に働ける」と言っても、それは悪くない職場環境がってこそ
職員室に1人でもヤバい人がいて、その人に目をつけられると精神的なダメージは大きいものとなります。

どのような人が「ヤバい人」なのか?
私の経験上、第一印象が「この人は自分には合わないな・・・」と思った人は
9割方は自分にとってヤバい人
です。
自分の直感を信じて、できる限り全力で離れてください。

仕事については、やりたいことを中心に、やりたくないことはできる限り避ける
あなたにとって「やりたくないこと」でも、誰かにとっては「やりたいこと」である可能性もあります。
このあたりは職場の方々と、うまく協力をしていけるといいですね。

そして、ストレスがたまらないよう、「自分の時間」を大切にすること。
私にとっては、サックス演奏やボードゲーム、サイクリングやサウナなどです。
新しく趣味を持つのもいいかもしれませんね。

あわせて「外へも出られる環境」を整えておく

様々な対策を立てた上でも教員を続けられなそうな場合・・・。
それでもダメなら「辞める」のもありかな、と思っています。

そして「辞める」選択肢を持てるために、外の世界とつながっておくのが重要ですね。
そのために私は現在、いくつかのコミュニティに所属しています。
オンラインやオフラインを含めて、いくつかのコミュニティに属することで「教員」という狭い世界だけでなく、様々な方と交流することができますね
noteで発信しているのも、この活動の一環です。

50代まで、それでのらりくらり生きていければ、とりあえず「上がり」ということでよし
それまでに外の世界でやりたいことがあれば飛び出して行くもよし

教育公務員という安定した立場だからこそ、ゆったりと構えることができます
教員という立場で悩んでいる皆さんへ、一つの参考になれれば幸いです。


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