セミリタイア志望の人が読むべきオススメ本4選

最近は若者の間でFIREが流行しています。

FIREとは、Financial Independence Retire Earlyの略でして、若いうちに資産を蓄えて経済的自立を達成し、会社員を辞めて悠々自適に暮らすという生き方のことです。

お金に不自由なく、会社に縛られずに悠々自適に暮らす…夢のようですよね。僕もFIREを目標にして人生を生きているところです。

そんなわけですから僕はFIRE関連の書籍、セミリタイア関連の書籍を読み漁ってきたわけでして、本日はそんな本の中からセミリタイアを目指す上で絶対に読んでおくべきオススメ本を4冊ご紹介したいと思います。

これからFIREを目指したい…!

セミリタイアを達成したいけれど、まずは何からやったら良いかわからない…

という方はぜひともご覧ください。


最強の早期リタイア術―最速でお金から自由になれる究極メソッド


1冊目はこちら。

正直、これ1冊あればセミリタイア関連の知識は全て身につくといっても過言ではない本ですw

生まれた環境、才能に関係なく、どんな人でも経済的自由を手に入れ、「早期退職」することができるという主張が書かれており、セミリタイアを志す全員にとって心強い本です。

中国生まれの筆者は、1958年の中国の大飢饉によって極貧生活を経験します。

そしていつしか、「お腹が一杯になること」しか考えられなくなったそうです。このような貧困の中で育てられたことで、お金に執着するようになったとのことです。

と、前半は以上のような欠乏マインドについて長々と書かれており、後半に具体的なセミリタイア方法が記載されています。

筆者オススメの資産構築法はこちらです。


■基本はETFのインデックス投資

■株式:債権=6:4

■定期的なリバランスを行う


筆者オススメの節約法はこちらです。


■基礎的な支出(携帯料金やガス、電気代、家賃など)を削る

■徐々に外食などの支出を削る

■生活費を抑えるために東南アジアなど物価の国へ海外旅行に行く


特に、東南アジアなど物価の国へ海外旅行に行くという章は必見でして、なんと!丸々1年間の海外旅行にかかった支出が、カナダで1年間暮らすための生活費と同等だったとのことなんです!

すなわち、物価の高い国に暮らすより、物価の安い国を海外旅行した方が生活コストが安く済むという衝撃的な事実なんですよね....

日本に住むことしか考えていない人は必見の章だと思います。

とまあ、こんな感じで、稼ぐことから投資運用法、節約法まで基本的なセミリタイアノウハウこの本1冊で学べてしまうといっても過言ではないと思います。

また、後半で「お金なしでリタイアする方法」についても触れられているのでバランスが良い本ですね。

生活コストを抑えた地域で暮らしたり、好きなことを仕事にすることで資産が少なくてもリタイアは可能だ!!ということを思い知らせてくれる良書です。

FIRE初心者の方はまずこの本から読むと良いと思います。必読です。


最速で経済的自立を達成する方法


2冊目はこちら。最強の早期リタイア術と似ている本ですが、ETFのインデックス投資だけではなく、ネットビジネスなどの副業で稼ぐ方法や不動産投資についても学べますのでバランス良いです。

節約についてはまあ、最強の早期リタイア術と似たようなことを言っていますが、資産運用法が異なっておりまして、この本では


■100%株に全振り
■個別株にGAFAのような高成長株を取り入れる
■不動産投資もアリ


といった資産運用法を学べます。

最強の早期リタイア術のポートフォリオは資産の40%を債権に振り分けるという少し保守的なものですので、個人的にはさっさとセミリタイアしたいならこっちの資産運用法の方が良いと思います。

シーゲル教授の「株式投資の未来」という本にも、株式は債権のリターンを大幅に上回る、というデータが示されておりますので、株式多めのポートフォリオの方が資産の増加スピードは早まると思います。



あとは不動産投資も良いですよね。

保守的な運用をしたい人は最強の早期リタイア術がオススメですが、投資で資産を一気に増やしたい人はこっちの本の方が参考になると思います。

実際、僕も投資に関しては成長株を多めに取り入れていますし、こっちに書かれている運用法の方が資産を伸ばすという観点では良いと思います。


さて、一般的なFIRE本はこの2冊だけ読んでおけば良いと思います。
ただ、上記2冊はあくまで「お金を貯めてリタイアする」という点にフォーカスした本です。

「お金を貯めないで、生活コストを抑えてリタイアする」という方法もありまして、それを学べる本が下記になります。


ソロー「森の生活」


1800年代のアメリカ人が書いた本なのでかなり古い本なのですが、今も通ずる普遍の価値観を学べる良書です。

自給自足のマインドというか、生きるとは何か?ということを学べる本になります。

FIREというと一般的にはお金がないと無理だ!というイメージですが、お金がなくても働かない生活を送ることは可能なんだ!!ということを思い知らせてくれる本です。

小説というかエッセイ的な読み物なのですが、アメリカ人の筆者がとある池のほとりで、1845年7月4日から2年2ヶ月2日に渡って小屋で送った自給自足の生活を描いた回想録になります。

とにかく名文が多いので、いくつか抜粋しますと...


「住民たちが、店や事務所や畑など至るところで、ありとあらゆる難行苦行に明け暮れている様子を見て、ただただ驚くほかはなかった。」


「生活必需品は、食物、ねぐら、衣服、燃料の数項目と、勉強好きの人にはランプの明かり、文房具、本があれば良い。」


「にも関わらず、多くの人々は野蛮で不健康な土地へ出かけて行って、10年20年と商売に没頭する。」


「たいていの人は、家とは何かということを考えてみたことがないらしく、隣人たちと同じような家を自分も持たなくてはならないと思い込んだために、一生しなくても良いはずの貧乏暮らしを強いられている。」


いやーもう、全て今と全く同じですよねw

産業革命が始まってすぐの頃の本ですが、現代と変わらぬ価値観が書かれているのは興味深いところです。

やはり、人間はいつの時代になっても考えること、悩みは同じなのですね...
田舎に住んで必要最低限のモノで、必要最低限の暮らしさえ営めば、お金なんか稼がなくてもFIREできるよね?ということに気づかせてくれる本です。


年収90万円でハッピーライフ


こちらは日本版ソローのような、大原さんの著書

ソローの森の生活は昔の本ですので、マインドについては学ぶことができますが、具体的な節約方法やお金なしで生きる方法について具体的に教えてくれるわけではありません。

大原さんは多摩の奥地に引っ越すことで、


■家賃28000円
■共益費1500円
■固定費15000円(ネット、ガス、水道)
■食費1万円


という究極の月額生活費を実現し、適当に文章を書いて好きなことだけをして生きていくというセミリタイア生活を実現させることができました。

特に、食生活の思想については必読でして、

・玄米粗食

・一物全体(野菜でも魚でも、全部食べるのが良い)

・身土不二(その土地のものを食べる)

これらを徹底すれば1日の食費を300円ほどに抑え、健康的な生活を送ることができると主張しておられます。

お金を貯めないでリタイアする方法としては必読の本です。


まとめ

ということで、セミリタイア志望の人にオススメの本4冊でした!


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