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カンタティモールを観て衝撃を受ける

ティモール。数年前までは、どこにあるかも知らなかった国。

珈琲を知るようになってから、ようやくそこがアジアの国だということがわかった。

そして、数年前「カンタ!ティモール」という映画の存在を知って、独立するために紛争があったらしいというくらいの情報を得ていた。

しかし、その時には映画を観る機会を逃し、東ティモールのことはよく知らないままだった。

数日前、みゆきちゃんが「こんなのあるよ」と「カンタ!ティモール」のオンライン上映会の情報を教えてくれた。

おっ!オンラインならいつでも観れる。しかも無料!(一口1000円の寄付もできます)

ということで、さっそく鑑賞してみた。

衝撃だった。

2002年に東ティモールは独立したのだが、それまでの24年間にもわたり、インドネシア軍からの凄惨な侵略を受け続けていたということに。

そして、そこにはインドネシアへの金銭的支援という間接的な形ではあるが日本が加担していたということに。

僕がぬくぬくと日本で暮らしている間、東ティモールではいつ終わるかもわからない、本当に悲惨な戦争が起きていた。(国民の3人に1人が殺されてしまったという)

あー。なんてこと。

いままで、東ティモールの珈琲っておいしいな、くらいしか思っていなかった自分が恥ずかしい。

とはいえ、映画の中には目をキラキラ輝かせた子どもたち、その子どもたちと一緒に歌を歌う若者、輪になって大地を踏みしめて踊る人々、牛と一緒に水田で働く家族。自然を敬い、家族を大切にして暮らしている東ティモールの人々が優しく描かれている。

一昔前の日本もこんな感じだったんだろうな。

平和の大切さ。

知ろうとしない、そして無関心ということの恐さ。

大地・自然の偉大さ。

家族への愛。

歌の力。

東ティモールの珈琲がいっそう大切に思えるようになった。

そんなことを感じさせてくれる、みんなに観てもらいたい映画だった。

2020年12月15日まで無料視聴できるので、時間を作ってぜひ観てください!






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