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龍が如く8 たこごめす的感想(十分な名作)

龍が如く8を完走しました。コンプも再スタートのEX-HARDモードもクリアしましたので、個人的な感想を述べます。私事ですが、実況動画なるものも撮っていて、現段階でパート48までUPしていますが、ストックではパート81と、龍が如くシリーズはやり込むと総じて凄い本数になります。


ストーリー

本編は7から主人公となった春日一番と、このシリーズの顔、桐生一馬のダブル主人公を採用し、ハワイ編と日本編(異人町,神室町)に別れています。
簡単に言うと、本作のストーリーはいつもの龍が如くだなと思いました。
0の完成度の高さや、7の若に対する一番の吐露に、主人公交代の成功を確信させ、最終盤に昂らせてくれるストーリーが良いとプッシュ出来る作品はありますが…。
基本的には沢山ある粗や、終盤の詰め込み過ぎで綺麗に畳めないところなど、ツッコミどころも楽しんでこそのストーリーだと思ってます。なので、8もいつもの龍が如くにあるようなストーリーでした。また、ハワイのイメージに加え、過去最大級のやり込み要素がお祭り感を出しているので、ストーリーはこんなものかなと思います。

各キャラについて

春日一番

きっかけは産みの母、茜が実は生きていてハワイに居るという事で、ハワイに向かうのですが、一番からすれば母親としての実感は無いので、茜との距離感や扱いは良かったと思います。母親というよりは荒川真澄の愛した人に一目逢いたいというのはしっくりきますし、しっかりと一番の言葉で感謝を伝えたのは感動しました。

さて、春日のキャラですが、ハワイに着くなりタクシー強盗に遭ってもトミーと呼び仲間にしたり、裏切られた千歳や英二に対しても頑なに信じる。正直、余りにも純粋すぎて人間味が薄れましたが、春日だからで済ませるようにこの信じぬくところは貫くべきでしょう。他のキャラじゃ出来ない事も春日ならやってしまう。なぜ?春日だから。それくらい突き抜けて良いと思います。7の時はもっと疑う目を持っていたと思うんですが、今作でそう舵を切ったのだと思います。
しかし、そうなった以上、仲間と思った人には妄信的に貫く春日だと、裏切りとか日常茶飯事な龍が如くシリーズにおいて、ストーリーが更に単純になってしまう懸念があります。続編がある場合は敵対勢力、第三勢力の深い掘り起こしが重要になっていくと思います。

桐生一馬

終活。エンディングノートを埋めていくのは、シリーズをやってきた身としてはとても嬉しく、感慨深いものでした。博多の中島社長が出てきたり、区役所などはニヤリともさせられました。
何だかんだ。龍が如くシリーズをプレイし続けたのは、桐生一馬というキャラに魅力を感じたからです。他にも挙げきれないくらいに触れてほしいキャラもいましたが、十分にやってくれました。エモいぜ
伊達さんが大道寺にはまだ何も言われてないからと、どんどん調子に乗っていくのは笑いました。ボコられたで済んで良かったレベル。ただ、締めはその伊達さんが少しでも報われるもので良かったです。また、龍が如くシリーズの女性キャラは総じて老けない。狭山、ユキ、小雪…ユキなんて桐生さんより年上だろうに。無茶苦茶老けていてもユキは全然キャラが良いからこそ気にしないのに。

さて、桐生さんは本作で名を取り戻した訳ですが…そもそも忍ぶ気が無かったから、癌に加えて名乗りたいのに名乗れない苦悩がもっと表現されてこそ、最後の名乗りが良かったのに…と思います。
道中、本人も周りも普通に桐生さん呼びは違和感
パーティメンバーであるソンヒ、ナンバ、紗栄子の3人との距離感も近すぎる。ソンヒは良いとして、ナンバや紗栄子は7でそんな密に絡みがあったかな。もちろん、春日とは前作でしっかり描かれていたけど、桐生さんとは妙に距離が近いというか、神格化された扱いをナンバや紗栄子がするのは描写不足かなと思います。

不二宮千歳

今作の問題の子
春日を全裸放置させた事もアレだけど、第五地区での振る舞いも中途半端と、トミザワよりずっと難しいポジションを担ったキャラ。節々からスタッフから愛されてるんじゃないかなって思いつつも消化不良な印象のキャラ。

裏切っていたのは仕方ないし、前作でもナンバが裏切りのポジションだったので許容は出来ます。脅されていたとはいえ、我が身可愛さでの行ってきた事は彼女の「若さ」であれば仕方ないかとも思います。
でも、多々良として活動して英二に協力させられて、人生を狂わされた人は沢山いるし、結果としてラニが攫われて花輪とウォンが死んでしまった。彼女が自分が多々良であると自白した時に、多々良として声色を変えて話すのは彼女にヘイトが溜まるのは納得出来てしまう。もちろん、自分が多々良であると説得力を持たせるために声色を変える事をするかもしれないが、あの状況と面々から、地声で自身の正体を説明すれば良いと思う。
エンディング後もあっさりと会長職になったというのも無理を感じるのも、消化不良なキャラというのを印象つけた。

ただし、ショートカットとHonolulu City Lightは良かった

趙、ハン・ジュンギ

仲間になるの遅いよ。クリアするまでハワイ組と日本組のパーティを入替できないのは、ムービーやメインストーリー上、仕方ないにしても遅すぎる。13章で仲間にされても…ねえ?その後、一時的に仲間から外れるし。
ハン・ジュンギ編の絆ドラマをやっていると、コミジュルはお笑い軍団になろうとしているのかな
2人ともカッコいい歌を披露してくれているのですが、食洗器をぶん回したい合いの手に潰されているのも不憫。

ソンヒ

可愛くなったけど、小者になった人。桐生一馬大ファンの人。もう痛いくらいの大ファン。それに加えて異人町が平和になったのか、今作では桐生一馬ありきで行動しているので、とても異人町のトップに据えられた人には見えない。パーティチャットで痛い子になってる反面、絆ドラマはもっとコミジュルのトップ、桐生一馬との遺恨やらドロドロさせて重くしても良かったかなと思う。でも仲間キャラの中で最もキャラ立ちしてるし、前作から彼女をプレイアブルにして欲しい要望はあっただろうから、成功したと思う。
極技を使った時の迫力のある声が好きです。

ナンバ、足立

この2人がハワイに来た時の頼もしさ。丁度桐生さんが退場したシンドイ時だけに、春日が感極まってるのを堪えるのも凄く良いシーンですね。
彼らは前作からの安定感があって、今作も居てくれて心地の良いメンバーでした。ナンバは絆ドラマで春日っぽさの影響が出ているのも良かったです。
とっておきーが聞けないのだけ不満。相変わらず足立さんのMachinegun Kissは至高。

向田紗栄子

…何歳だよ。正直、春日とのラブコメはお互いの年齢考えたらキツイって。いくら好きって言葉が無かったのが嫌だからって、7であれだけ一緒に絆を重ねた戦友なのに、未読で一年以上放置なんてドン引きします。
私も女心なんて全く不勉強なんですが、それでも紗栄子のこの対応は酷いなと思います。春日のプロポーズは、デート初日に敢行するのは地雷にヘッドバッドものですが、それでも7で培った関係と、春日らしさで許容出来てしまうのですが、紗栄子の対応は許容出来ないです。
ある意味、ストーリーの犠牲者になったとも言えます。
前作もそうでしたが、Harukazeの歌詞で大きな希望のタイミングで無職のおっさん3人が映るのが大好きです。

山井豊

今作最大の人気と、ある意味問題児となったキャラ

スタッフが山井を人気が出るように扱っていたし、キャスティングとかを見ても随分と注力していたのが窺えるし、実際その狙いの通りに山井は本作では随一の人気を得ているのではないかと思う。それはシンプルに凄いと思う。
親殺しの件や、寒気のところ。所々桐生一馬に対する憧れと春日一番への檄。…そりゃ人気も出ますよ。実際私も山井は良いキャラだと思ってます。
あとコテコテのヤクザである佐久間くんも良いキャラでした。おばちゃんや医者など、山井周りのキャラも良い味で出してますね。

だからこそ、敢えて問題点を言おうと思います。

山井に対してのウェイトを大きくストーリー展開させるので、他のキャラの深堀りが浅くなったのではないかと思ってます。
山井が親殺しと向き合うのも、13章の末でやるのか…。個人的にはもっと早くしていれば、ネレ島の辺りとかもっと深掘りできたのではないか?とか。
前半~中盤も何度も山井とは戦っていくのですが、他に悪役候補として出て来たドワイトやウォン・トーは魅力的に描けるほど全く深掘りされてないとも感じており、山井のせいではないですが、割を食ったんじゃないかなと思ってます。山井一派自体も、結束が固そうな向きを見せて、前述の数人だけで、殆どが裏切ってしまうのもどうかと思った。裏切った面々と戦う山井につく一派も少しで良いから見せて欲しかった。
とはいえ、もっと描写が少なくても、山井は十分に魅力を出せていたと思います。

三田村英二

クソボヤージュ。
ヤクザ(荒川組)に対する恨みから海老名と利害が一致して組んだ人。いきなり登場時に車椅子姿で若を連想させるのは上手いと思った。
多々良ひそかとして活動して民衆を利用してヤクザに報復を行っていたが、こんなチャンネルで500万人以上という事で、龍が如く世界の民衆は現実以上にアレな人ばかりかも知れない。スジモンだらけの世界だから仕方ないか
彼の狙いは失敗し、逆に彼自身が追い詰められるんですが、最終章で春日とブライス戦あとにチラッと映った落ちぶれた英二の姿、初見では気付きませんでした。あそこ時系列おかしいですよね?ラニに対する仕打ち等を見ると、中々クズなキャラなのですが、春日は前述した通り、仲間と信じたらとにかく妄信するので、春日は何としても生きて自首して償ってもらいたいという行動は春日らしいし、英二が最後に一番と呼んでボンボヤージュと返すのは良かった
一応、ツッコミどころとしては、千歳が暴露した後、英二の手によって動画も投稿されているのにも関わらず、最終章で千歳に多々良チャンネルを乗っ取られているのはあり得ない。
また、自首して収監されたとて、ヤクザ達からも英二は狙われるだろうに、大丈夫なのかなと。高部のカシラも刺されてる様な治安なのに…。

海老名正孝

ヤクザ憎し。関係性を考えれば春日と戦うべき意見もあると思うが、春日はヤクザらしい資質を以てヤクザになったのではなく、偶々惚れ込んだ荒川という男がヤクザだったため、ヤクザになった側面の方が強く、春日自身がヤクザらしい行動を取ったケースが少ない。なので、最終決戦の相手は桐生一馬で問題ないと思う。むしろ、氷川小百合の息子という設定の方が無くて、他の原因でヤクザを憎悪する理由は設定できるかなと思う。
どうせ破綻しているならという思考も、一応ヤクザの過去を引き受けた桐生一馬が相対しても違和感はない。海老名には正直、楢崎より優秀なヤクザ信仰の人が部下Aさんが居て、最終決戦前にAがヤクザを裏切ったなと海老名と激闘し、クタクタになりながらも海老名がAを処し、それでも尚、復讐は止めないと狂気を持っても良かったかなと。サイコパスよりソシオパスな側面も覗かせても良かったかと思います。

最終決戦は初見ではダンジョンコンプなどやり込んでおり、レベルがかなり高いのであっさり倒せたが、レベルを下げて挑むとかなり歯応えのある難易度で良いと思いました。

ブライス

肩透かしのおじいちゃん。30年以上見た目が変わらない年齢100歳以上とか、大規模な宗教組織のトップだからこのような噂が独り歩きするのかもしれないが、どうせなら人知を超えた技とか分身とかいっそしても良かったんじゃないかな。分身して5体の内1体だけダメージが入る本物で、偽物にダメージを与えると仲間にダメージが入るとか。エンディングでモヤモヤは増すけど、ブライスと同じ見た目の男が顔を覗かせて、火種は消えてないとか言ってみたり、もう霊体みたいなモンで良かったんじゃないかな。

ハクがあれほどの忠誠を誓うほどの部分は見えないし、強いて表現されたのは銃の暴発をさせた位か。本当に人なのか?というくらいぶっ飛んでも良かったのではと思えるくらいに大物である描写が希薄だった。
また、原発廃棄物のところは、あんなドラム缶あれだけ山積みしてるだけで怖い怖い!海老名以上に破滅する未来しか見えない景色でしたね。パレカナの教徒はアレを見てもブライスへの忠誠揺るがなかったのかな。

ドワイト

中の人はトリプルヘッドジョーズに負け、今作で巨大サメにも負けた男
しょわわわ~は良くやった。ダニー・トレホも良くOKだしたな
終盤は連戦があったとはいえ、彼ももっとブライスを畏れてはいるものの、彼の力を見せつける場面があって良かったのに。深掘りが足らない勿体ないキャラだなと思います。
特に山井一派を裏切らせたのには、単純に金ではなくてもっと山井一派の動揺を引き出せる手段を取って欲しかった。結束の強いだろう山井一派を強引に、巧みに分断するところは、ドワイトの見せ所だったと思うのに、残念。

ウォン・トー

求心力も無ければ報われもしない男
雑に退場したなーという印象。子どもを人質にされて気の毒だったので、どうか一矢報いて欲しいと思ったが、あっさり退場となる。その後、子どもについては触れられていたが…微妙。
どうせなら怪我をせずに春日達とは別れて、子どもを人質にされてブライスの命に従わされ春日に襲い掛かる。涅槃岸とは打って変わって死に物狂いの戦法で…という戦いのがどうだったろう。子どものために…と、自分の保身で同じく脅されていた千歳が思いを変えるきっかけにも出来そうですし、結局ウォン・トーがセーフハウスに来てもあっさり退場させられ、千歳の多々良声色の自白を聞かされるのなら、そっちのが良かったような。

真島、冴島、大吾

寂れた場所で落ちぶれた3人。きっと、キャラの熱心なファンはこんな姿にして誰が喜ぶんだと憤るでしょう。
個人的には全然ありです。むしろ綺麗艶やかな日々を過ごしている方が違和感でしかなく、彼らに限らないけど、彼らはまずは何はともあれヤクザなんですよ。多々良の影響があったとはいえ、向かい風の中で細々としている方が現実的です。
もっと衰えていても良かったかなと思います。援軍に来てくれたけど、1人1人は全盛期からは遠い。でも振り絞った彼らの力と絆で援軍としての役割を果たすって位でも良かったです。衰えていたとて、過去作で放った異才は色褪せないんですから。
人気があるために出さざるを得ない扱いをしてるなと最近は感じていましたが、今作の描写はしっくり来るものでした。

アサクラ

オウ
アタリマエダロ
ルールッテモンガアルダロー
シリーズ随一の棒読みでネタを提供してくれてありがとう。でも、ここまで酷い棒読みは真面目に言えば失礼の域かなと。本職ではないにしても、語気に差をつけるとか、何とかしようって気も感じない棒読みなので。

マンリキジャーナルや民衆

エンディングでごみを投げつけたり、暴行したり…スジモンまみれの治安の世界観でこういうのも何だけど、馬鹿すぎて本作で何よりも不快感のあるキャラでした。問題点を書いたりしましたが、千歳とか嫌いじゃないですよ。
自称インフルエンサーはロクでもないことをすることはあるけど、ここまでヤバいと制作陣は何か恨みでもあるのかなと思います。
ごみは原発廃棄物とか社会等に対してメタファーでもあるけど、エンディングは感動よりも、何このヤバい連中の絵面…と、茫然となりました。

戦闘システムについて

概ね前作の不満点を改良している。RPGの宿命だけど、レベルを上げればごり押せるので、初見時からサブやらダンジョンとやり込む私には強化しすぎて難易度は低くなってしまった。人によっては、まずはメインストーリーのみ追い掛けたい人もいるだろうから、やり込みの度合いによって、難易度選択は出来るようにしてほしかった。7で危惧されたRPG戦闘への変更だが、概ね成功していると思っている。特に春日一行は仲間の操作も出来た方が、愛着も湧くだろう。
一部、FPSやオープンワールド全盛の時代にターン制RPGをやることに怒りに近い不満を述べている方をお見掛けしたが、どうオープンワールドで表現すべきか提案もないので、無茶苦茶だなと思う。思い切った方向転換で、7の時は私も不安が勝っていたが、8までやって、概ね良いと判断出来る仕上がりにはなっていると思う。
強いて言うなら、散策も楽しみたいので、エンカウントをしないアイテム、装備があると良かったかも知れないですね。

やり込み要素について

ドンドコ島

メインストーリーの中に突如出て来るのですが、これだけで結構やり込もうとしたらかなり時間が溶かされていく、力を入れてるなと思いました。
スジモンを働かせたりと他要素と絡めたりと、サブコンテンツとして考えたら素晴らしい出来でした。固定湧きについては賛否はあるでしょうが、個人的には気にならなかったです。
強いて言えばDIYで作成できるものに、もっとハワイやリゾートならではのモノが増えてくれればなと思います。神室町で見掛けるいつもの建物を設置するのもシュールなんですが、もっとオリジナリティを出せる幅を広げても良いかと思いました。
唯一の不満は、周回プレイ時にドルフィンヌが来るまでが長い事くらいですね。

スジモンバトル

任天堂に怒られないかな?
ついにスジモン図鑑を集めるだけでなく、戦わせる事も出来るようになった。今作で初搭載となったコンテンツとしては上々。つまりは改善点はいくらでも出来る
全体的に戦闘のテンポは良くなく、システムが単純で育成や個体値の差が出にくい仕様も余計にテンポを悪く感じてしまうので、倍速モードやオートバトル、スキップバトルとかあっても良かったです。
スジモンについてはステータスの個体差が殆どなく、技も固定のために差分がつけにくかった。必殺とは別にスキルをつけたりとか、個体値の差をかなり大きくしたりすれば、選定とか出来るし、遊びの幅もかなり広がったかと思います。スジモンなんて気持ち悪いし集めたくならない?龍が如くシリーズでピカチュウみたいなのが戦う方が想像つかない。集めなきゃいいんじゃない。それなりに育てれば愛着も湧いてきます。

アロハリンクス

多い!でもフレンドの一言プロフにはニヤッとするのもあって良し。
OKAサーファー時にエモートも出来れば良いのに。あとは前述したエンカウントを避けるアイテム、装備があると良かったです。

マッチングアプリ

バカバカしさが良い。どんどん課金してとか、詫び石のくだりとか、マチコさんが言うと笑えるので良い。ハズレだった時の春日のツッコミも好き。
真面目に出会いを探している人がいきなり胸元の写真を送るとか、ツッコミどころなんだけど、それを見てウホー!と書いてる春日もシュール。締めはドン引きするような連投…春日、もう紗栄子なんて忘れて良いんじゃないかな

その他

いつものギャンブル系は健在。個人的にはこいこいのパターンが少ないのがずっと不満。
缶拾いやクレイジーデリバリー、不審者スナップもたまにやるには十分に楽しいし、おまけコンテンツとして良い。ナイトクラブやキャバクラは完全に絆ゲージを上げるだけの作業になっているが…従来のキャバ嬢とのトークは、最近はオーディションを大々的にやったせいか、出演者の主張が強過ぎるので個人的には未実装でも問題なし。

また、プレイリストで聴ける
アフター6ジャンクションは龍が如くの世界観に絡めたラジオが10回分聴けて、小ネタも盛り込まれていて、凄く良かったです。わざわざ宇内アナと宇多丸さんが収録してくれて、ありがたかったです。

サブストーリー

過去作のお馴染みの面々。まさか雪とおむつが絡むとは思わなんだ
ベタなんだけど泣かせる演出とおむつの笑わせる演出が交互に入って困りました。
全体的にベタな展開が多かったものの、サブストーリー自体は良い話が多く、無難にまとめていましたね。ただ、最近はメインストーリーを進める中で強制的にサブストーリーという名前でやり込み要素を挟むので、実際のサブストーリーの数ほどのボリュームは感じられないのは残念。
アイナ、マリアン、キアナ…サブストーリーの女性陣がやたら可愛いのはなぜでしょう。


最後に

総じて、お祭り色の強い本作ではあるものの、桐生一馬のエンディングノートの件から、出来れば過去作をやった上で遊ぶと良いですね。
ストーリーについてはツッコミどころは沢山あるものの、いつもの龍が如くでも見られる程度のツッコミなので、それすら楽しめるような感じで遊んでみて。素晴らしい小説、映画を見たい様な感覚だと合わないかも知れません。
ストーリーでは0や7、ジャッジアイズ、ロストジャッジメントには全く及ばないものの、サブコンテンツのボリューム等含めても十分に楽しめる名作であり、小難しい事を考えずに馬鹿馬鹿しいところを馬鹿馬鹿しいと笑える作品だと思います。

ここまで、ロクに確認せずつらつらと書きなぐった感想という名の駄文でしたが、私と同じく、8をプレイしてからシリーズの新作をまた楽しみに出来る人が居れば嬉しいなと思います。


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