わたしは

 他人は他人。私は私。


そう思えたらどんなに楽だろう。


私の中にはそう思えるほどの「私」がいない。


風鈴のように、透明なガラスの中で、ただひとつ確かに鳴り響くものがあればいいのに。


私はいつまでも鈴のない風鈴のままなのか。



      そんなのは嫌だ

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