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5月20日不倫相手の選び方
1度目の離婚の頃
心に隙間ができて
寂しくて辛かった時に
ただ
誰かに抱きしめて欲しかった
そして
同僚の
一つ年上の既婚者の男性が
性的な意味はなくて
私に
どことなく好意を持っているのかなと
気になっていた
新規事業
彼が担当したかったと言う
管理職に
私がなった
彼は笑いながら言った
俺がなると思っていた
と
…
その事業は
目標を達成
法人内で表彰され
ある意味で私は
時の人となった
でもなぜか私は
評価されなかった
実質評価はされていたけれど
私は立ち居振る舞いを知らなかったのだなと
後で知った
今の彼が
教えてくれたから
…
結婚相手が浮気をしていて
でも離婚せずに我慢していて
ココロの隙間風を埋めて欲しくて
ただ
誰かにただ抱きしめて欲しいと思っていた
そんな頃の
会社の飲み会
オーラが出ていたのか
私は
かなりモテた
良く覚えている
なぜそんなに
と思うほどに
わかりやすくモテた
役職者で既婚者の同世代男性が
私の周りを囲み
既婚じゃない男たちは
遠目で私を見ていた
部門の長も
私を誘った
その日
その役職のある既婚男性といたのなら
私の運命は変わっていたのだろう
私自身
役職ある専門職を続けながら
今の倍の給料をもらえていた
専門職の地位を確立したのだから
心が弱っていた私は
どうでも良い
ただの
事務員の男に
いきなり手を繋がれて
寂しさで
転がってしまったのだ
実に弱い
本当に弱い
…
その時に
不倫しても良いなと思った既婚男性に
今日
偶然会った
子供達と食事をしに行った店で
店内で少し目が合い
?〇〇さんだな?!
と思い出口を窓越しに見ていたら
その男性もこちらを見ていた
彼は
店内に戻り
思わず
なのだろう
私の肩に手を置いた
ニコニコしながら
抱きしめんばかりだった
何も関係のない人だったけれど
ひととき
仕事上でもとても
切磋琢磨した相手
8年ぶりくらいなのかもしれない
私は休日で
ラフな格好にすっぴんだった
こういう時に限って
久しぶりの人に会うものだ
そして
あの時
あの
モラハラ男にひっかからずに
この人に抱きしめられて
それで癒しを求めていたら
ただの不倫だけで
負の連鎖を産まなかったのに
と
運命とは
皮肉なものだと
ただ
その人に一瞬会って
感じた
…
今の彼は
既婚者で14歳年上の上司
別に
全く
不倫は肯定しない
でもそうなったのが
私にも彼にも
迷いながらもハマってしまい
公私共に
必要な存在となっている
昨日彼が言った
俺は
りゅうさんが寂しいと思う
弱いところに
滑り込んだのかな
…
まさしくそう
今の私の心を
離婚前からを埋めているのは
彼なんだよ
でも
それは
必要だったから
いつも私は
転がり込んだ相手に
どっぷりと浸かり
その後
その男からの仕打ちで
酷い目にあってきている
2度の離婚をしてきた私は
もう男なんて
と表では言いながらも
実は男が途切れず
今まで来ている
1度目の離婚時は2度目の結婚相手が
2度目の離婚時は
今の彼が
私を導いた
導いた相手が
私にとって最良の相手かなんて
未来などわからない
私は
付き合い方が下手だと思う
相手を責めない
相手を受け入れる
相手を
ワガママにさせる
そう
SEXの場でさえ
何もかもさせるから
心の底から
相手は私を
支配したくなるのだから
…
私は
男が途切れない
ずっと
彼は
あの男から
私を引き離した
私のバトンは渡された…
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