21 興味索然からの脱却

最近「ミステリと言う勿れ」を全巻読みました。絵柄が嫌という理由だけで避けてきたけどドラマが始まることもあり意を決して読んでみたらとても面白かったです。
自分はサスペンス系を読むとこの作品の作者は完璧に人を殺せるんじゃないかって考えてしまいます。作中ではコナンのような天才が現れて事件を解決しますが、作者はその作品を世に出さずに自分の嫌いな人間に仕向ければ簡単にバレずに殺せるんだろうなって思います。ただ屋敷だったりお城だったりするので物理的に難しいし、そもそもそんな野蛮な人間が面白い作品を作れるわけないですけどね。笑

少し話はずれましたが、「ミステリと言う勿れ」の中には主人公である整くんが放つ素晴らしい言葉も魅力の1つだと思います。その言葉が多くの人に響いているんだろうなと。
相変わらずドラマは見れない(感情移入しすぎて続きが見れなくなるため)ので漫画の続きを楽しみにしたいと思います。

さて、話は変わりますが自分はいつも「他人に興味がない」と話してきました。もちろんその言葉に嘘偽りはないのですが、最近少し違うかなと考え直しました。それは他人に興味がないわりに、他人の書いたエッセイばっかり読んでいることに気づきました。自分の言葉と行動に矛盾が生じているのはあまり気持ちよくなく自分と向き合った結果、「他人の決定事項」には興味がないが、「その人の決定事項までの経緯や判断」には興味がある。例えば、友達が彼女と別れた事実には全く興味はないが、その人がなぜそのような判断をしたのかには興味がある感じ。そのため、著者が生きていく上で感じたこと判断したことが記されているエッセイはとても自分に合っているんだろうな。

たしかに、自分は誰かの話を聞くときに経緯をすぐ聞いてしまう癖がある気がする。その人がどのような決定を下すかはその人の勝手で、他人の人生なんて自分には全く関係ないけど、その人の経緯はもし自分が同じ場面ないしは似ている場面に立ち会ったときに役に立つかもしれない。だからめっちゃ経緯聞くんだろうな。笑。自分と違った意見や視点は時に助け舟になると思っています。
自分は教養も人並み以下で1つの視点にこだわってしまう人間なのでより多くの人の生き方、生き様、考え方を取り入れてまねをするのではなく参考にしていくべきだと考えています。

最後に、「ミステリと言う勿れ」の主人公である整くんは「感情を言葉にするのは難しい」と言っていました。それは本当にその通りでもっと簡単に言葉にできればどれほど楽かなって思います。実際このように文章にするのもすごく時間がかかっています。でも自分はこの時間この自分の書く文章を大切にしていきたいと思います。結局自分と向き合わなければ今回書いたようなことも気づけなかったわけなので。たとえ誰も見てなかろうが自分と向き合うために書き続けようと思います。



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