29 爆発

今緊急でnote書いてるんですけど、
2023年の笑いの祭典が終わってしまった。
今年もハイレベルで敗者復活戦からずっと笑ってしまった。やっぱり芸人ってすげー、まじかっけぇ。

そんなハイレベルの中トップに立ったのは
令和ロマン
5年目で史上最年少での優勝
ネタも平場も大喜利も強い天下を取る芸人がまた生まれてしまった(元々活躍しているが)
これから令和ロマンが多く見れるのは楽しみである。
本当におめでとうございます。

ネットにいるお笑い考察マン(笑)は各々のネタに評価をつけ、世に公表(笑)をするのだろうが、そんな不毛なことをするつもりはない。
今回のM-1グランプリを見て自身が感じたことだけを書いていきたいと思う。

まず、敗者復活戦にも触れていきたい。
今年は、大きく様変わりして、人気投票で無くなったことが良かった。TheW方式での勝ち上がりであったが、そこまで不満点はなかった。

実際今回の方式に変わったがため、シシガシラが敗者復活戦を勝ち上がることになったのだろう。去年ならオズワルドかロングコートダディの2択になっていた。ナイチンゲールダンスとヘンダーソンがあと一歩になることもなかっただろうし、そう考えると素晴らしい改編である。

ネタに関しては21組全て面白かった。狂気のトム・ブラウン、インパクトを与えたスタミナパン、大爆発ニッシャなど様々で楽しめた。個人的にはバッテリィズを応援していたが、新しいバカ漫才は見てて楽しかった。来年頑張ってほしい。

本戦については、そもそも勝ち進んだ10組なので、一般人が文句を言う所がひとつもない。そのため、
前記したように、ネタの評価はするつもりはない。

優勝した令和ロマンはずっと応援していたコンビのためとても優勝した事が嬉しいし、なによりトップバッターからの優勝のため、M-1の常識をひっくり返すような優勝だったと思う。

ヤーレンズの大小ボケ連発はずっと笑ってしまうし、さや香の自己流漫才を見せつけたところもかっこよさを感じる。唐揚げ4の人達だからな。笑
ファイナリスト全員をあげて長々と感想を書くと、文字数が卒論になるのでやめておきたいと思う。
キモトモ僕も見つけたいと思います。

今回のM-1グランプリで少し気になったことは、漫才感の違いが大きくなっていることである。
X(旧Twitter)を見ると、

「なぜ真空ジェシカがこんなに低いのか」
「さや香はおもしろくない」
「令和ロマンの方がさや香よりおもしろかった。まっちゃんは正しい!」
「山田邦子は悪!」

などなどのポスト(旧ツイート)が目立つ。自身のTL(現タイムライン)にはこのような趣旨の内容しか流れてこない。
実際誰が面白いと思い、どんな内容をネットに垂れ流してもかまわないと思う。
だが、なぜここまで真空ジェシカがネット民に評価され、さや香がうるさいだけと酷評となっているのだろうか。

そもそもどちらが面白いかは主観でしかない。自分は、さや香のような人を感じる漫才もヤーレンズや真空ジェシカのように、ネタを散らばせて連続して笑いを取る漫才も両方好きである。これを前提としておいてほしい。そのうえで、
前者のタイプは人と人が語り合い、感情をむき出しにして、相手に伝え、後者のようなタイプのネタは、大喜利色が強いため分かりやすく、爆発力がある。

そして近年では、後者のようなタイプが評価されやすい。と言うか、お笑い分析する人たちが喜ぶネタなのであろう。伏線を張ることや細かいネタをすることが芸人としてのスキルと見なされている。
その風潮は良くないと思う。

そもそも漫才は大喜利力やワードセンスを評価するようなものではない。構成や対話など様々な物を考慮して漫才としての完成度が分かる。

だが、お笑い好きのネット民はその手元のスキルのみで判断してしまう。(それもひとつの判断材料ではあるが)
さや香をうるさいと感じるのもしっかりワードを聞いていないのだろう。
近年ミキが過小評価されてるのもそれが弊害であろう。彼らの漫才もうるさいで判断するには浅すぎる。

もちろん好みがある。これが当たり前なため、さや香をおもしろいと思え、真空ジェシカをおもしろいと思え、とは思わない。
ただ、自分の好きじゃないお笑いももう少し深く聞き、もう少ししっかり見れば、評価は変わると思う。
まぁ僕はお笑い感合わないやつすぐブロックしますけどね。

長々と書きすぎてしまった。そろそろ麺ジャミンバトンにでも行って、見せ算でもやろっと。


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