見出し画像

「ブロックの完成」とかどうでもいいんじゃね?

「完成」が一般的にどんな意味で使われているのか?
「問題はブロック完成の前に打ったかどうかである」と考える人たちが「完成」という言葉をよく使う気がします。そこでは
「十分時間的余裕があればできること」を全部やった結果=完成
と考えられているのではないでしょうか。

「(時間があれば)実現可能な理想の状態」ということになると、「正面に移動して真上に跳ぶ」を前提にしたくなるんじゃないかと思います。
実際には「正面に移動して真上に跳ぶ」よりもスイングブロックの方が高さが出るので、「実現可能な理想の状態」を自ら放棄していることになるかもしれませんが。

「完成=実現可能な理想な状態」が「高さ」を考慮していないとなると、後は「形」と「スパイクヒットのタイミングとどっちが先か?」しか問題じゃなくなるでしょうね?

「スイングブロック」を練習する上で重要と考えているのが「ゴールとしての空中姿勢」であり、その「形」のイメージがあればそれに向かって体をコントロールしていけるので、それをとても大事にしています。

ただ、その「ゴールの形」について「完成」という言葉は基本的に使わず、
「ブロックヒットの瞬間にどんな形を取れているかを考えよう!」という言葉をかけています。
そして、ある程度できてくると「間に合わないと思った時どうするか」が主な探求課題になってきます。

スイングブロックの空中移動が間に合わない(予定通りのコースにブロック面を作れない)と思っても、「ブロックヒットの瞬間に取っていたい形」を作っていきながら空中移動していくというのが一応オススメのやり方です。
それをやっていくと「思ったより間に合う」という事態に遭遇します。

「空中移動」を否定されると議論にならないのですが、「間に合わないと思った時にどうするか、ブロックヒットの瞬間にどんなブロック面を用意できるか」をとことん探求してほしいんですね。
でないと、できることがあるのにやらない、やるべきでないことをやるのが非常に多いという「現状」が変わらないと思います。

間に合わないと思った時にどうするか、どんなブロック面を用意しようとするか、それは「間に合わない」程度もその時その時で様々なので、【ブロックヒットの瞬間にどうなっていることができそうか】その場で選択するだけなんですよね。
そういう意味で「完成」できるかどうかなんて問題じゃない訳です。

「リードで対応すべきである」と言うつもりはなくて、それは状況次第の話ですが、「リードで対応できる限界」を知らないで安易に諦め、「割り切り」にかければいいとか言っていたら、世界では戦えないでしょう。
体格的に考えても、男子ならアルゼンチン程度のことは当たり前にしないとですね。

結論
「完成」とかどうでもいいんじゃね?

ちなみに「ブロック完成の前に打てば決まる(打たれる前にブロックを完成すればブロックの勝ち)」なんていうのは嘘っぱちで、世界では例えばこんなことになっています(コミットブロックに対して、踏み切ってから空中で横移動する「ドリフトクイック」が見事に決まった動画がツイートされていたのですが、「凍結されたアカウントによるツイートです」となってしまっていました。残念!)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?