見出し画像

若くいるためには学ぶことが一番の特効薬かもしれない

若くいたい

年を重ねるほどそう思うものですが、その想いとは裏腹に人間は確実に年を重ねていきますよね。
肉体的な老いはどうしようもないです。

ただ、内面的な老いはもしかしたら、学習することによってある程度防ぐことができるのではないだろうか・・・いや、なんなら若返ることも可能かもしれない・・・とも思うのです。


そう思うに至ったのは、斎藤孝教授の「読書する人だけがたどり着ける場所」という本の中に”無教養な人ほど無関心でいる”という結構辛辣な一言。

本の文脈的に、教養がない人ほど簡単に軽率に判断をすることへの憤りに関する一言として出てきたのですが、確かに無教養ほど無関心でいられるというのは確かにそうかもしれない・・・とすごく納得できるフレーズだったので、強く印象に残っています。


そして、こう思ったんです。
若々しくいるためには、学び続けることが一番の特効薬なのでは?

驚きを増やすことが若返りに繋がる理由

パターン化していく日常

年齢を重ねるほど、日々の生活はパターン化していきます。

同じ時間に起きて、同じような時間に帰宅し、同じようなルーティンで寝て、また起きて・・・気づけばそれを数年繰り返して・・・え!もう○○歳!?という方が意外と多いと思うのです。

この、時間が過ぎる速さが年々早くなっている気がするというのはジャネーの法則という心理理論にもなっているぐらいに人類共通の感覚であります。


で、なぜ年々過ぎる時間が早く感じるのかというと、1つに”驚きが少なくなっている”ということがあるのでは?と思うのです。

小さなころは、些細なことが驚きでした。

街並み、人間、学習すること色々なことが驚きの連続です。

驚きの連続でしたから飽きがなかった、1日1日は早く感じてもその日々は濃密だったので1年が味わい深かったという側面があると思うのです。


ところが大人になると、その驚きがどんどん減っていきます。

環境は大きく変わらない、だから人付き合いの内容もそれほど大きくは変わらない、業務内容も日々変化するというほど激しく変化するわけでもない。

変化が緩やかになり、乏しくなっていきます。

驚きが少なくなる毎日が淡々と過ぎていき、だから1年が早く感じているのだと思いますが、いかがでしょうか?

実際にあなたもそうなってませんか?

驚きと感情と記憶の関係性

昔習った心理学の先生からこんな事を言われたことがあります。

感情が発生するキッカケには”驚き”がある。
まず驚いて、その後に喜怒哀楽が来るんですよ。(厳密には怒はさらに別の種類の感情ですが・・・)

感情の前には驚きがある。そう教えられた記憶があります。


加えて、脳の記憶レベルは感情の度合いと比例するとも言われています。

感情が激しく動いた物事ほど強く記憶に残り、あまり感情が動かなかったものは記憶に残らないそうなのです。

実際に、あなたが強く覚えていることも感情が強く動いたことなのではないでしょうか?


淡々とした日々を過ごしていると、驚きが減るので、それに伴って感情の起伏は小さくなります。
だから、日々のこまごまとした出来事を覚えていないし、日々の記憶が薄くなるのですから、時間が早く過ぎていると感じるのも無理はありません。

同じ情報から得られる驚き量は人によって違う

日々の驚きが少なくなり、だから感情の起伏がほとんどなくなり、時間が早く過ぎていく。

これが年を取ったということなのだとすなら、驚きを意図的に増やすことができれば、若返ることになるのではないだろうか・・・と思うんです。


そこで冒頭で書いた”無教養な人ほど無関心”という言葉に繋がります。

何かに驚くためには、ある程度の知識が必要になります。

例えば、コンビニのスイーツを食べて「うまい!」という感動は誰にでも味わえますが、そのスイーツの原材料を見て「なるほど、これは水分を多めにすることでコストと味のバランスを取ったのか・・・」と理解できれば、さらに驚きが増します。

でも、料理の知識がない人じゃなければその驚きを味わえません。
知識がないから驚きのレベルが低くなり、ある人から見ればそれが無関心として映っているのかもしれません。


様々なことに無関心で居れるのは知識がないからなのであって、知識が増えると、スイーツの原材料欄からも驚きを得ることができます。

知識を増やすことが驚きを増やすことになり、だから感情の起伏が増え、その起伏が日々の充実につながるんじゃないかな?と思っています。

年齢という数値や肉体的な面で若返ることはないかもしれませんが、知識を増やすことで、精神的な若返りを起こすことになるんじゃないかな?

そう思うんです。

つまり・・・

大人になると、意図的に意識的に学習する習慣を持つことが自分の若さを保つためにも大切なんじゃないかな?って思うんです。

毎日がつまらないのは、今の知識レベルで味わえる驚きがなくなったから。

そう解釈することもできるんじゃないかな?と思うんです。


逆に言えば、知識レベルを上げれば、まだまだ生活の中には驚きが隠されているかもしれません。

毎日を充実させたい、つまらないと感じる時間を減らしたいと思うなら、何かを学ぶという習慣を取り入れてみては?というのが僕がこの記事を通して伝えたい提案で、読書はコスパ面で手っ取り早い学習習慣だと思いますよ。

そんな事をお伝えしたい記事でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?