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飽き性でも良いじゃないか

こんばんは。
2022年になっています。昨年の目標、「本を読む量を増やす」は、終了しましたが、読書感想文は続けていこうと思います。

2022年 1冊目
『カラフル』森絵都


読んだきっかけ

年末年始、帰省するときに読む本が欲しく、人に聞いたり調べたりしていたところこの本に行きつきました。本の帯には、高校生が選んだ読みたい文庫No.1とも書かれてあり、興味を惹かれました。

読んでみて

主人公の少年が、過ちを犯し、転生して、新しい人の人生を途中から描くという小説です。この本を読んでみて、最初に思ったのが、どうして高校生が読みたい文庫No.1なのかがわからなかったということです。確かに、高校生のような思春期は主人公の気持ちに近いのかもしれないが、この本を読んだとして、高校生は何を思うのだろうか。と思いました。


さて、一番印象に残ったのは、お母さんの言動です。お母さんは自分が何者になれなくて、いろいろ習い事を始め、何かを得ようとする。しかしながら、飽き性でなかなか続かないし、そのため、何者にもなれない。
僕も、いろいろ興味のあることに手を出してはやめるみたいなことを繰り返すことが多いです。それは、何者になりたいという気持ちも少しはあるのは自分自身では理解しているつもりだが、そのようなことを目の当たりにすると、とても心に響く考えさせられる気持ちになりました。
いろいろ興味のあることに手を出して止めることは、見方によっては、三日坊主、途中やめ、継続力がない、というマイナスのことであるかもしれません。ただ、僕は、試行錯誤した結果、毎日や毎週のような決められたものを続けるのは苦手だが、このnoteやInstagramのように、あるテーマを決めて、その時が来たらアクションを起こすというようなことは、三日坊主にならず続けられることがわかりました。(note→本を読んだら感想文を書く、Instagram→卵焼きを食べたら投稿する)

また、主人公が昔犯した過ち(自分は誰なのか)を思い出したら、新しい人の魂から抜けれるという話であったが、昔犯した過ちについて考えていくストーリーの流れとしては、誰なのか気になり、次々と読み進めてしまいました。もしかしたらこの、本に取り憑かれるような感覚が、高校生の読みたい文庫No.1なのかもしれないと思っています。

今年は、感想文を書くことだけをゴールとするのではなく、文字数にもこだわりを入れて、1000文字以上の感想文を書きたいと思っています。

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