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#57 日本で一番悪い奴ら

珍しく邦画になります。
綾野剛主演、日本で一番悪い奴ら。

なんか風の噂で結構面白いと聞いたようなこちらの作品。ずっと観る映画リストに入ってたのですが、なかなか気分にならず放置してましたが、ようやく鑑賞してみました。

物語は学生柔道で実力のあった主人公が、その腕っぷしの強さを買われ北海道警察に入り、強い正義感を持ちつつもだんだん道警の闇に染まってしまう。点数を稼ぐために裏社会と繋がり、規格外のヤバすぎる捜査を行なっていくといった内容。

実話を元にしているらしく、日本警察の歴史も最大の不祥事とも言われている事件をモチーフに不正だらけの北海道警察を描いた作品。
こんなことが日本でもあるのかぁと驚きつつ、どこの組織でもグレーなこと(今作の内容は完全に黒ですが笑)のひとつやふたつはあるかーとも思いながら観てました。

シャブとチャカどっちが大事なんすか!ってセリフが最高でしたね。
そんなセリフが署内で響いてるの想像したら最高に面白い。クソすぎる。笑
こんな汚ねぇ世界があるんですねぇ。見てみたい。

あと、拳銃捌くとか、ちょっとした犯罪はともかく、シャブだけは本当に人間をぶっ壊すんだなぁって思いましたね。シャブは刑務所入らないと治らねぇってのも本当なんでしょうね。てか、芸能人のニュースとかみると、入っても治らない気もしますが笑

この映画、なんと言っても綾野剛の演技力がすごいですよね。引き込まれるというか、最初の正義感あふれる純粋な時代から、実績を出してエースになり自信にあふれるとき、天狗になってやりすぎるとき、落ちぶれて自暴自棄になっているとき、それぞれがもうはまりすぎ。

綾野剛って爽やかな顔してるのに、悪い役似合いますよねぇ。なんでしょうね。

現実は小説よりも奇なりみたいな言葉があってるのかわかりませんが、実話を元にしたこの作品、そこらのフィクション作品よりぜんぜん汚い世界描いてました。
そんな世界のぞいてみたい人はぜひ観てみてください。

ひとことパンチライン:安全な世界にするためには産婦人科医になるしかねぇ。生まれてくるガキみんな殺せば安全になる。

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