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#65 かごの中の瞳

うーん、いろんな感情が生まれる映画でしたね。。。


こんにちは。
今日はこちらの映画。

子供の頃失明してしまっていたジーナだが、夫ジェームズの献身的な支えのもと、なんの不自由もなく生活していた。
ある日医師の勧めで角膜移植にチャレンジし、片方の目の視力を取り戻したジーナは想像していた姿の夫ではないことにがっかりする。
さらに、目が見えるようになったことで好奇心や冒険心に駆られたジーナはどんどん美しくなり、社交的にもなって外の世界に飛び出していくが、一方夫ジェームズはそんな彼女に嫉妬し、、、

という内容。


一見シンプルですけど、なかなか複雑なテーマですよね。

目が見えるようになって隣にいたのは自分が思い描いた姿の夫ではなかった。その気持ちを偽り続けながら生きていくのは果たしてあっているのか、とも思いますし、かといって今まで献身的に支えてくれた夫に対して、イメージと違ったからさようならってのもなんか違いますしね。

夫サイドは、外の世界に出ていく妻が自分の元から離れていってしまう恐怖に駆られていくのも辛いですよね。直接的な描写はないですが、そこからおそらく妻の目薬に細工したり、犬にひどい仕打ちをしたりみたいなのがあったんでしょうね。
心のどこかで目が見えない頃の生活の方が良かったって思ってしまうのはなんとも心苦しいというか、そんな感情抱いていいはずがないのにそう思ってしまうのは悲しいです。

不妊治療中でもあったので、そういうところも実際問題、夫婦としてどうしていくか複雑ですよね。好きな人と一緒にいたいけど、子供も欲しいみたいな状況だと難しい(この映画ではそもそも妻は夫を好きなのかという問題がありますが。)



縛りつけようとすると余計に自由を求めてしまうのは人間の性だと思いますし、もう少し妻を自由に解放してあげていればまた違う未来があったのかなぁとも思いましたね。
男の器が試される感じですかね。笑


かといって、自由にしたらもう戻ってこない可能性もあるし難しいよなぁ。。。

この映画の2人はそもそも感覚が合わないし、ウィークポイントに漬け込んだ関係の築き方だったような気もしますよね。



恋愛とか結婚とか、お互いが同じ熱量で愛している同士で本当に幸せに一緒にいれるふたりって、全体のどのくらいいるんですかね。

どうしてもどちらか一方の方が愛が強いとか、はたまた束縛してしまったり、振り回されてしまったり、みたいなカップルも多いような気がします。


個人的にはいつかは自分の好きな人と、相手も同じくらい自分のこと好きでいてくれる中で、幸せに過ごす未来がきて欲しいなぁなんて理想を思い描いているのですが、、、夢見すぎですかね。笑

でも諦めませんよ。笑
→こじらせるパターン。笑


少し話それましたが、なかなか普段見ないようなテーマで若干暗い話ですが、色々考えつつの鑑賞でした。

ひとことパンチライン:前の私の方が好きだった?

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