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交響曲第2番「不安の時代」(バーンスタイン)

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、バーンスタイン作曲の『交響曲第2番「不安の時代」』です。(数字は3-372・名曲解説全集第3巻-P368)


レナード・バーンスタイン先生。1918年-1990年(72歳)の、アメリカの作曲家でしたね。

交響曲第1番「エレミア」の回以来、2回目の登場ですね。


本日の曲は、『交響曲第2番「不安の時代」』。
ピアノ付きの交響曲、ピアノと管弦楽のための、などと言われることもあります。

バーンスタイン先生、交響曲は、3曲書いています。
この曲は、上記通りピアノがかなり入りますが、協奏的ではありません。あくまで、交響曲を構成するの1つの楽器という位置付け。

さらに、アメリカの詩人であるオーデン先生の「不安の時代」を読み、髪の毛が逆立つような衝撃を受け、この作品に基づいた交響曲を書くに至りました。

第1番同様、いわゆる伝統的な「交響曲」には属せないですね。

第1部:「プロローグ」「7つの年代」「7つの道程」
第2部:「挽歌」「仮面舞踏会」「エピローグ」

オーデン先生の「不安の時代」の内容に、半音階主義的手法、ロマン的な手法、自由な十二音主義、ジャズの応用、を無意識的に用いていたそうです。


「7つの年代」は、「変奏」の形で作られていますが、古典的な変奏曲とは異なり、おおもとになる主題の変奏ではなく、前に出た素材を変奏していくという方法がとられています。

「7つの道程」も「変奏」の形をとりますが、こちらは伝統的な変奏で進んでいくようです。素人耳にはよくわかりませんがw


第2部の「仮面舞踏会」は、わかりやすいジャズで、交響曲を聞いている感じからは一気に遠ざかりますが、曲は面白いです。ちなみに、フレーズ的にはバーンスタイン先生の他の曲に出てくる部分を彷彿とさせる部分が聞こえてきますが、何の曲だったかが思い出せず…。口ずさめるのに、何の曲のどの部分かが特定できず…。


元の詩とは趣を異にした、ロマンティックで希望に満ちた結末になっているそうです。ラストは確かに、昇華される感じで終わりますね。



本日の音源は、David Long Musicさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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