見出し画像

交響曲第1番「エレミア」(バーンスタイン)

いらっしゃいませ。

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、バーンスタイン作曲の『交響曲第1番「エレミア」』です。(3-366・名曲解説全集第3巻P363)


レナード・バーンスタイン先生。1918年-1990年、アメリカの作曲家。

世の中的な知名度は、やはり『ウェスト・サイド・ストーリー』になるのでしょうか。もしくは指揮者としてか。

なので多分、

レナード・バーンスタイン先生。指揮者、作曲家、ピアニスト、教育者…みたいに書かれることが多いのかと思います。

話題に事欠かない、書かれた本も多い、大人物ですね。

本も数冊読みましたが、かなり面白い人だなと思います。

まさに「スター」、です。


さて、そんなバーンスタイン先生ですが、自身としては「作曲」がとても重要な位置を占めていたみたいです。マーラーほどではないかもしれませんが。


エレミアの作曲は1939-1942年。

先生、21歳から書き始めて24歳で完成したわけですが、24歳の作品なのか本当に…、という作品です。

ベートーヴェン先生の同年齢でいうと、ピアノ・ソナタ第1番・2番が、24歳ころの作品。

マーラー先生の交響曲第1番は28歳。んーこれはこれでスゴイからあまり参考にならないか。。

ちなみに、『ウェスト・サイド・ストーリー』は、1957年(39歳頃)初演。


作曲家として、かなりの曲を作曲し、たくさんの名曲を残しています。

個人的には、トータルして本当に「劇場(舞台)の人」なんだんと思います。

指揮台に上がればその姿をみて観客が失神し、ミュージカルを書かせれば、今でも上演される超人気作を作り、自分で音楽祭を作り。


この『エレミア』を聞くと、バーンスタインは「作曲家」なんだなと、改めて実感します。3楽章の終わりのほうなんかは、『ウェスト・サイド・ストーリー』のラストに雰囲気が似てる箇所があるなと思いますが、24歳でこの曲は、やはり天才の所業だなと思います。


つくりは、伝統的な交響曲には属さず、ユダヤ系という血筋を色濃く反映させた作品になっている。主題は、「バビロニアによるエルサレム攻略と予言者エレミアの嘆き」。終楽章の歌詞は、旧約聖書のエレミアの哀歌より取られており、メゾ・ソプラノの独唱が歌います。全曲を通してヘブライ式の聖書詠唱の旋律を動機として用いてもいます。

演奏時間も30分に満たないくらいの長さで、現代音楽感はあまりなく、大変聞きやすい良い曲かと思います。


本日の音源は、バーンスタイン指揮/イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏でした。


それでは、またのご来店をお待ちしております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?