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新版が出ましたね『思考の整理学』

東大&京大で1番読まれた本!
(2014年1月~2023年12月 直近10年文庫ランキング 東大生協・京大生協調べ)
287万部突破の大ロング&ベストセラー、はじめての増補改訂

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「東大・京大で1番読まれた本」として知られ、刊行以来40年以上読み継がれる〈知のバイブル〉の増補改訂版。2009年の東京大学での特別講義を新たに収録し、文字を大きく読みやすくしました。
自分の頭で考え、アイディアを軽やかに離陸させ、思考をのびのびと飛行させる方法とは?――広い視野とシャープな論理で知られる著者が、自らの体験をもとに提示する恰好の「思考法」入門書。

新版 思考の整理学 (ちくま文庫)

愛読書です。
なので大学生の娘2号(次女)に「また買おうかな」と相談してみたら「買ったら3冊目だよ」と言われた。
たしかに。
すでに2冊、持っているしなー。

じつはですね、娘2号にはナイショにしているのだが、また買ったら「通算5冊目」なんです。
5冊のうち3冊は、その昔、時期は少しずつ異なりますがかそのときどきにいろんなふうに仲良くしてくれてた女性らに「これおもしろいから読んでみて」と、買っては贈呈、買っては贈呈、買っては贈呈していたのであります。
いずれも、あまり喜ばれなかったが。


「なんで喜ばれないか」を思考して整理したい

たいてい、他人から勧めれる(書評を含む)本って自分にとってつまんなかったりすることが多いじゃないですか。
ま、それをわかってて他人に勧める(というか無理やり「読め」と渡すともいう)自分も「どうかしているんじゃないか」とは思いますが。

とはいえ、ビジネス書や自己啓発系を含め、他人(書評)からのおすすめ本でも、「わ、これドンピシャ」という本ももちろんあって、まぁこれは体感上なんだけど、そうなるのってだいたい「3分の1」くらいか。

そんでですね、粗粗ザックリ(←「あらあらざっくり」と読んでね。造語です。語感もいいでしょ)ですが、この“3分の1”っていう比率が人間関係においてもまんざらでもないのかなと。

我々の渡世、つまり人間社会=世間=人間関係で、というか、ま、そもそも人は人と人の間で生きるから“人間”であって、かのアドラー博士も『すべての悩みは「対人関係の悩みである〈嫌われる勇気/ダイヤモンド社〉』とおっしゃっていますが。

でね、男女関係を含め「人間関係」に興味があるワタクシは、とある人間関係を分析する学会に入会し、かれこれいい加減にここ数年、不熱心ではあるものの“人間関係の理論”を学び齧りまして、そこで「たぶんそうかもなー」と腑に落ちたことを記してみます。

世の中をどんな感覚でとらえるか

その人はなにに基づいて行動しているか。
人間関係を含め、どんな感覚を優先しているのか。
そんなことを彼らのところで学び齧りまして、で、彼らいわく「3類型」あるのではないかと。
以下、あれこれ記していますが、ワタクシが理解した範囲ですので、粗粗ザックリ(←しつこく使う・笑)です。

本能・・世界を身体の感覚でとらえる:タイプ8・9・1
感情・・気持ちや情緒で世間と渡り合う:タイプ2・3・4
思考・・思考を介して世界を理解する:タイプ5・6・7

おー、と思ったんですよね。
ちなみにワタクシは「思考」のタイプ7で、苦手な感覚が「感情」。「本能」は近い感じがする。
なので「思考したらすぐ行動」というようなことになりがちで、結果、じっとしていられないという心境となる。
ただし「タイプ7は自分の感情に触れようとせず(←おーさわ注:たぶんめんどくさいので)、ゆえに他人の気持ちにも無頓着なところがある〈エニアグラムー性格と本質ー/英知舎 P.148より引用〉」。

たしかに。
感情がからまると動きにくい。

では相棒はどうか。
「ダイナマイト・ファンキー」こと檜木萌さんは「本能」のタイプ8で「あーまさに」と。
エネルギッシュでバイタリティがあり、まさに「本能」というか「身体」というか、んー、そうだな、いちばんピッタリするのは「野生」という言葉ではないだろうか。
なのでとても頼りがいがある。

このタイプも「本能的なエネルギーと思考のエネルギーが混じり合ってしまうことがある」とのことで、そうなんですよ、このあたりの感覚が似てて、つまり仕事上でのとっさの動き、たとえば「ライブ配信」や「ステージ上でMCをやっているとき」とか、打ち合わせしていないんだど“息があう”みたいな感じになることが多く、とてもやりやすい。

さらに、「タイプ7(←ワタクシ)と同様、感情センターの機能はあまり働いていません。タイプ8(←彼女)は他人の感情に無頓着となり、自分の感情にすら冷淡になることがあります〈同書P.149より引用〉」。

感情を使わないというところも似てて、まさに巡りわせの妙、とても楽ちんです。

上述のとおり、ワタクシはその場そのときでの"旬の動き”を好むので、対人関係にしろなんにしろ「さっぱり感」がないととてもつらい状況になる。

どよよんと停滞しちゃう感。
うつ病になります。

そのあたりの「引きずらなさ」も似てるので、とても助かります。

ビジネス書の「合う・合わない」問題

というようなことと次第で、自己啓発書やビジネス書の類で「自分に合う・合わない」問題のカギは、著者と自分とのタイプ違いではないかと。

んー、あ、そうか、ビジネス書などに限らず、他の表現物についても同じなのかもしれない。

感情の人が書いた本や表現物は、感情の人に響く。
逆に、「思考の整理学」は、思考の人だったら大好きなのかも、とか。

あとは日常のシーンでの動きも、類型がちがうとおもしろいかも。

たとえば、恋人との別れのシーン。
自分にとって、理不尽なことだったとする。

以下、自分がシナリオを書くとして、「登場人物がこの類型(タイプ)だったら、きっと自分はこう動かす」というノリでながめてもらいたいのだが。

感情・・・追いすがる感覚。演歌系の世界観。
思考・・・その場で立ちすくみ、見送る感覚。

本能=身体の人はどう動くのだろうか。
周りの人を観察してみよう。
ダイナマイト・ファンキーこと檜木萌さんはタイプ8。
大西マックスくんはタイプ9。
聞くところによると、同じ本能でもタイプ8とタイプ9はちょっとちがう感覚だそうだ。

たとえば怒り。

タイプ8:怒りを発散する
タイプ9:怒りを切り離す

では、恋人との別れのシーン。
自分にとって、理不尽なことだったとする。

タイプ8
怒りに任せて、ダッシュで追いかけ、勢いそのままに後ろからドロップキックを見舞う。

まさに身体感覚だ(笑)。

・・・というようなことなのかなーと、思考の整理学をパラパラめくりながら思考しました。

今回は以上です。
最後までおつきあいくださいましてありがとうございます。

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