腹n分目
久し振りに外食した。中華料理屋に行くのも久し振りだった。
中華料理屋では必ず青菜炒めを注文するけれど、あれって結局何の野菜なんだ?ネーミング方法が理解できない。
エビチリは赤炒め、焼き餃子は白色焼き、天津飯は黄色のせ、になっていた可能性もあるってことだよな。
私は40歳を過ぎた今でも、自分がどのくらい食べたらお腹いっぱいになるのか、どのくらい食べたら気持ち悪くなるのかが食事中にはまるでわからない。
「腹10分目だ、端を置こう」と思った時にはもう腹14分目あたりらしく、地獄の苦しみに襲われる。
中華屋まではバスで行った。
帰りが〝地獄のバス〟とならないように、食べ過ぎないように心掛けた。
よって、濃くも薄くもない絶妙な味加減がたまらなく美味しかったチャーハンと杏仁豆腐を(してはいけないことだとわかってはいるが)少し残した。これ以上食べるとバスの中で地獄を繰り広げ兼ねないと思ったのだ。
帰りのバスは至極平和だった。
どうやら腹8.5分目あたりだったらしく、濃くも薄くもない絶妙な味加減がたまらなく美味しいチャーハンと杏仁豆腐を平らげればよかったと後悔した。
食事中に「腹n分目」がわかる感覚はどうやったら身に付けられるのだろう。
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