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物事をシンプルにするコツは「無くても困らないもの」を探すこと

システムを作る時「どうしてこんな複雑な設計にするのだろうか?」と思うような設計書を見ることがあります。

もっと簡単にできるのに・・・
シンプルにするは基本ではないのか・・・
そもそも、設計した人自身も理解出来てるの?

シンプル イズ ベスト はわかっていても出来ないんですよね。
なぜなんでしょう?

■ シンプルは難しい

シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしいときがある。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。

これはジョブズの名言ですが、シンプルにすることは複雑にするより難しいんですね。そこで今回は私が実践している「シンプルに考えるコツ」をご紹介しようと思います。

■ 無くても困らないものを探す

私は以下2点だけを考えるようにしています。

・無いと困るか?
・無くても困らないか?

無いと困るものは必要です。
無くても困らないものは削ります。

シンプルにするために考えるのはこれだけです。
この思考を身につける方法も簡単!

「これって無くても意味が通じるよね?」

というものを探すことです。

■ シンプルにする例

「毎日noteを見るのは超楽しい」

「毎日」っていう単語いる?

「noteを見るのは超楽しい!」

意味が通じるから無くてもいいのです。
「見るのは」っていう単語いる?

「noteは超楽しい」

意味が通じるからいらないですね。
「超」っていう単語いる?

「noteは楽しい」

意味が通じるからいらないですね。
「note」っていう単語いる?

「楽しい」

これだけだと意味が通じないから必要です。
では「楽しい」っていう単語いる?

「note」

これだけだと意味が通じませんね。
よって「noteは楽しい」が最もシンプルな形になります。

■ 少しずつシンプルにしていこう

私はシステムの設計をするときでも、この基準で判断しています。複雑に考えると余計な機能(処理)を付けてしまうのですが、上記思考だと本当に必要なものだけが作られます。シンプルであることは品質の向上にもつながります。

「無いと困るか?無くても困らないか?」くらいであれば、意外と簡単にシンプルにできると思いますので、複雑化してしまう方は一度お試しください。

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