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【振り返りの極意】悪かったところは改善/良かったところは継続

社内でプロジェクト計画のレビューをするのですが「前回のプロジェクトでの経験をどのように計画に反映しましたか?」と聞くと「反映させていません」と回答されることがよくあります😓

そこで今回は「振り返り結果の活用」についてです。

1. 悪かったところは改善

これはやっていると思いますが、振り返りの多くがここに時間が割かれるのではないでしょうか。

・悪かったこと
・改善したいこと
・やめたいこと

こういったものについて「設定した目標に対してどうだったか」をブレストしたりして、意見を出し合うのが一般的かと思います。

意見を出した後は、そこから「次はどうする?」を考えると思いますが、その考えた結果をどうしていますか?

冒頭に記述した「次の計画のプロジェクトに反映させていない」というケースでは、この結果はどこに行ってしまったのでしょう?

きっとサーバ上のどこかにメモとして残されていて、今後一生誰からも参照されないファイルになってしまったのではないでしょうか。それがもったいないと思うのです😩

何のために振り返りをしたのか?

次に活かすためではないのでしょうか?
だったら、次の計画に含めないと活かされません。

2. 良かったところは継続

意外とこれがやられていません。

・良かったこと
・うまくいったこと
・続けたいこと

これらについても議論しなければなりません。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

という故野村克也さんの名言もありますが、「不思議の勝ち」つまり「たまたまうまくいった」では次は失敗するかもしれません。良かったこと、継続したいことは再現できるようにそのプロセスを明確にし、それを次の計画に含めることで活かすことができます。

3. KPTはどうしてあの形なのか

私はKPTを使いますが、KPTってこういうことなんです。

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KPTは左を2行、右を1行にして書きますが、上記のようにKeepとProblemをTryと紐づけるために上記のフォーマットになっているんですよね。まさに振り返りのフレームワークだと思います。

振り返り結果を活かす方法は、良いところは継続し、悪かったところは改善し、そのためのTryを明確にし、次のプロジェクト、工程、スプリント等で計画に含めることです。


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