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北海道の歴史はえーぞ

テーマに「北海道」があったので無性に書きたくなりました。なぜなら私が札幌出身だからです。そこで今回は北海道について2回に分けて紹介していこうと思います。

■ 北海道の歴史をご存知ですか?

上京して北海道以外の出身者に聞いてみると、全員「知らない」と回答します。本州の学校では教えないんですかね。。

■ 北海道は開拓されてまだ150年しか経っていない!

開拓以前は蝦夷地としては存在していました。北海道という名前になったのが1869年のことです。その後、屯田兵が北海道の土地を開拓し、今の北海道の土台を作ったのです。

つまり、〇〇幕府等の日本史にはほぼ絡んできません。多少は絡みますが蝦夷地としての別物扱いです。明治になってやっと開拓されるので、そこから日の目を見るようになりました。

■ 開拓前はどうだったの?

蝦夷地と呼ばれていた時代、アイヌは独自文化を形成していました。なぜなら日本ではなかったからです。

15世紀頃から和人(要するに日本人)が蝦夷地に移り住むようになります。これ以降、和人とアイヌ民族との間で争いが起こるようになります。最も有名な争いがシャクシャインの戦いです。

アイヌ民族が和人によって不当な扱いを受けていたため、首長であるシャクシャインが反乱を起こします。戦いの相手は松前藩。この戦いでシャクシャインは敗れてしまいます。

これによって松前藩は蝦夷地での勢力をさらに拡大します。最終的には蝦夷地がロシアに狙われたため、徳川幕府が蝦夷地を直轄領として警備しました。この頃から蝦夷地は日本領となりました。

■ 北海道開拓使の設置

1869年に開拓使が設置されます。開拓使によって北海道が開拓されたことは間違い無いのですが、やったことは端的に言うと日本人の大量移民政策です。移民した和人が、アイヌ民族の土地を奪い、文化を奪っていきました。

■ 開拓なのか侵略なのか

学校では開拓と教わりました。しかし内容をみれば侵略のように見えます。ですので、アイヌ民族のことを考えるとなんとも言えない気持ちになりますが、こうして今の北海道が作られていきました。

■ 北海道の地名はアイヌ語が由来!

これは道民以外はほとんど知りません。

「札幌」はアイヌ語で「サッポロペツ」。意味は「広く乾いた川」。
「小樽」は「オタオルナイ」。意味は「砂浜の中を流れる川」。
「知床」は「シレトコ」。意味は「地の果て」。

このように北海道の地名の多くがアイヌ語が由来となっています。

また、地名ではないですが「カムイ」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、これもアイヌ語で、意味は「神」です。

話は逸れますが、JR北海道の電車の名前で「特急スーパーカムイ」というのがあります。これよりかっこいい電車の名前は無いと勝手に思っています。

■ 北海道の歴史は面白い!

北海道にいた時にはみんな知っているので、誰も話題にもしませんでしたが、道民以外の人に話すと結構興味を持ってもらえるんです。

北海道開拓の裏にはアイヌ民族に対する差別等もあり、決して面白いだけではありませんが、独自の文化を築いてきた北海道の歴史については、もっと広く知ってもらいたいなと思います。

もし歴史に興味を持たれた方で北海道観光を考えている方には「北海道開拓の村」をオススメします!


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