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部下の成長を願うなら、時には部下を手放すことも必要!

今回は部下を持つ上司向けの話です。

部下の指導に心血を注いでいる人は多いと思います。私の周りには「自分が育てた部下は絶対に手放さない!」という人がいます。

指導に一生懸命になるが故にそう思うのかもしれませんが、私は「部下の成長を願うなら手塩にかけて育てた部下であっても時には手放すべき」と考えています。

■ 可愛い部下には多くの経験を積んでもらおう!

気持ちはわかります。長年一緒にやっていると阿吽の呼吸もありますよね。1を言えば10を理解してくれるので、仕事もやりやすいと思います。そして時間をかけて育てたからこそ、強い思い入れもあると思います。

しかし部下があなたの元を離れて新しい上司の元で学ぶことが部下の成長を促します。

■ 光はそのままに、影を光に

心血を注いで育てた部下はあなたの光の部分、つまり良いところはしっかり吸収してくれたと思います。しかし、あなたも完璧ではありませんので影の部分、つまり欠点があります。その欠点を部下も引き継いでいる可能性があります。

その影の部分を光に変えるためには、部下には新しい知識を吸収してもらう必要があります。そのためには新たな上司が必要なのです。

テニスの選手がコーチを変えるのと似ているかもしれません。コーチが上司で、選手が部下です。選手が「このコーチからはこれ以上教わるものがない。」と思ったときにコーチを変えますよね。そうやってコーチを変えながら強くなっていきます。部下も同じだと思います。上司を変えることで成長すると思います。

■ この繰り返しで人も組織も成長する!

部下は上司を変えることで様々な知識や技術を吸収していきます。結果、色々な上司のいいとこ取りをした部下が育ちます。自分たちよりも高い能力を持った彼らが、次の世代の組織を作っていくことで組織が成長します。

ですので、育った部下はどんどん自分の元から巣立たせていくことが、部下のためにも組織のためにもなるのかなと思います。


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