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過重労働で得るもの。失うもの。

ここ3ヶ月くらい、残業時間が100時間を切るようになりました。

もう100時間を超えるつもりはないため、過去を清算するつもりで、ここ数年の残業生活と、その残業によって得たもの、失ったものについて書こうと思います。

■ 100時間超えってどんな生活?

ピーク時の生活は大体こんな感じでした。

05:30 起床
06:30 出勤
22:00 退勤
23:00 帰宅
01:00 就寝

休みは月に3日〜5日くらいです。長期休暇は年末年始休暇のみで、GWと夏季休暇は無しです。この生活で年間1,500時間くらいの時間外勤務になりました。

■ そもそもなぜ100時間超えの残業をしていたのか?

「やれる仕事は全部やる!」という精神だったからです。

やると言ったら絶対やる!
出来ないとは言わない!
やれる方法を考えるのが仕事だ!

これを貫き通したら100時間残業から抜け出せなくなりました。
体力の限界まで仕事をしちゃったんです。

■ 何をモチベーションにしていたのか?

スキルアップです。

人より多くの仕事をすれば、人より早く成長できると思っていたからです。私は人より成長速度が遅いと思っています。だったら、人より多く動くしかない!という発想でした。

■ 得たものは?

スキルです。

スキルアップ速度は早かったと思います。「出来ない」とは言わないのですから、ずいぶん引き出しが増えました。その点においては目論見どおりでした。

■ 失ったものは?

健康です。

これが100時間残業をやめようと思ったきっかけです。今年の6月くらいから急に、めまい、ふらつき、睡眠障害といった症状が出てきました。そして、休んでも全く疲れが取れないのです。

「このままだとマズイ!」

ということで夏から残業を減らし始めました。
ただ、一度症状が出ると簡単には戻らないですね。

■ 自覚症状がわかりにくい

私が体調が変だなと思ったのは昨年末から今年にかけての年末年始休暇でした。6日くらい休んだのに全く疲れが取れなかったのです。

「おかしいな」とは思ったものの、体は一応動けていたので、気にせず100時間残業を続けていました。その結果、6月頃に上記の症状が出始めました。

■ 過重労働している人へ

疲労は徐々に蓄積されていきます。
私も気付きませんでした。
気付かなかったというよりも、疲れ過ぎて良くわからないという感じです。

ですので、今は大丈夫と思っていてもどこかでガタが来ます。
「疲れが取れにくいな」と感じたら残業は減らしましょう。
残業を減らしにくい会社なら仮病でも良いので早く帰りましょう!

長い時間をかけて蓄積した疲労は、長い時間かけないと回復しません。
3年で5年分働いた私が言うのだから間違いありません!

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