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映画のかんそう(16)

twitterに垂れ流した映画の感想を集めてみた第16だん。
主に映画はTVの、深夜とかテレ東の昼間にやっているのとかを録画して、真夜中にひとりで観ています。
基本的に1映画1ツイート。(1ツイートで収まらないことが多くなってきましたが。)

DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-(2022年)
Deemo: Memorial Keys (2021)

映画『DEEMO サクラノオト』観てきた。リアルタイムで原作のアップデートを追ってきた身として感慨も一入。脳内に揺るぎない「ぼくのかんがえたさいこうのDeemoストーリー」があるので、粗とか解釈違いとか全く気にならず、素直に感動できた。当時の記憶が甦った、が正しいかも知れない。

映画内で使われたプレイアブルな曲は、Dream、Walking by the sea、Nine Point Eight、Leviathan、YUBIKIRI-GENMAN、Sairai、ANiMA、かな。どれも運指が指に刷り込まれるほどやり込んだ好曲ばかりだ。サントラが売られてるんで、曲名だけなら書いてもネタバレにはならないだろう。

どの曲もここぞっていうベストのシーンでかかるので大変良く、有料曲含め約350曲から吟味に吟味を重ねて選曲されたことが窺える。

印象的なシーンで度々Dreamが流れたり(3回か)、LeviathanとANiMAを迫力ある映像とともに大音量で聴けたり、Sairaiの使い方が最高だったりと、本気で満足。Nine Point Eightは歌詞を思い出しさえしなければ完璧だ(思い出してしまったが……)。

そしてスタッフロールの最後にDeemo Main Themeが。もう泣くしかない。

またしばらくDeemo熱が再燃するだろう。やるぞ。

Deemo2やりたいがスマホが古くてできない。悲しい。

ウェス・クレイヴン's カースド(2006年)
Cursed (2005)

映画『ウェス・クレイヴン's カースド』観た。冴えない男子高校生が人狼に襲われて呪いをもらい、徐々に人狼化していく学園ホラー。ナード高校生主人公が人狼化していく過程で高い身体能力とともにセックスアピールを得、実はゲイだったいじめっ子ジョックに告白され迫られるシーンが一番の見所

実はゲイだったいじめっ子ジョックがカミングアウトしつつナード主人公に告白するシーンは大変に甘酸っぱく、その後のデレてしおらしくなったいじめっ子ジョックが妙に可愛らしい。最後、仲良くなれて良かったね。

いやしかしこの、ナード主人公×クイーンビーのヒロイン×ライバルでいじめっ子のジョックというお決まりパターンを、主人公ナードがジョックをやっつけてハッピーエンドという王道展開でなく、実はジョックがゲイでナード主人公の事が好きで最後は3人で仲良くなんて崩し方してくるの見事過ぎない?

肝心のホラーはもはやどうでも良くて、そこが超面白くて感心したよね。スクールカースト学園ものとして秀逸。

クリムゾン・ピーク(2016年)
Crimson Peak (2015)

映画『クリムゾン・ピーク』観た。ギレルモデルトロ監督なのと、ゴシックホラーぽい雰囲気が気になって観たが、想像と違った。ゴシックロマンスって言うのかな? 普段観ない種類の映画だが、作り込まれた映像美、おどろおどろしい愛憎劇、恐るべき殺人と哀れな犠牲者たる幽霊たち。うむ、ゴシック。

ただしラストはこれまでの雰囲気とは一転、異様にタフな女性2人による大鉈vsスコップの戦い。一方は胸元を刺され手指はナイフでズタズタに。もう一方は上階から突き落とされて全身打撲と片足骨折。絶対殺す執念と必死の抵抗故にアドレナリン出まくってるのかな。この辺は普段観てるヤツで安心する。

こういう、一見相反しそうな要素が同居してうまく収まってる映画、とても好き。メガネにドレスのミアワシコウスカが大変美しい(癖)。優雅だが神経質そうな黒づくめのトムヒドルストンも美しい。ほんの少ししか出てないが、バーンゴーマンの細やかで独特の演技がとても好き。


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