最終処分場について清掃員が思うこと
コロナ禍において段捨離ごみが圧倒的に増えたという話を先月した。子供の思い出品、洋服、陶器の鉢、傘、皿等家に置いてあったもう使わない物が溢れんばかりに排出される。年末年始がずっと続いているような感じだ。
このような事態になることは必ずあるから以前からごみは少なくしなければならないと再三再四繰り返していた。
今回のコロナは過去にない出来事なので特殊であるが、日本は地震や台風など災害は少なくない。その時には必ず災害ごみが出る。
最終処分場が圧迫されるので、普段からごみを少なくしなければ寿命が短くなる。
偉そうに言っているが、僕だってそんな事実知ったのは四年前で最近のことだ。
ごみ清掃員になって三年ほど経った頃、運転手がボソッと言った。それは知っていることを自慢する様子も特別なことを喋ろうという意志も感じられず、まるで周知の事実のように独り呟いた。
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