マシンガンズ・滝沢秀一

マシンガンズ・滝沢です。清掃員をやっています。

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最近の記事

滝沢が最近始めた分別

僕もであるが、最近始めた分別がある。滝沢といえどもやっていない分別があったのだ。それは何かと言われたら、油なのである。 油? そんな分別があるの? って思うかもしれないが、ある地域とない地域がある。 僕の住んでいる地域は拠点回収という方法で回収している。 簡単に言うと清掃事務所に持ってきてくれたら、受け取りますよ〜、だから捨てずに分別してくださいね〜というものである。 滝沢家には育ち盛りの小学校六年生と二年生の子供がいる。 二人とも唐揚げが大好きなので、困った時

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    • コンポストについて

      コンポストにはまっている。 こんなにエキサイティングなものが世の中にあるのかと、今までコンポストに手を出していなかった自分を悔やんでいる。 なぜ僕らはもっと早く出会わなかったのか、と小田和正あたりが歌っていそうなセリフをコンポストを見ながらつぶやく。 それまでの私はコンポストなんてやっている人は、正気の沙汰ではないと思っていた。 なぜそんなに手間をかけて肥料を作っているのか?  他にやる事は無いのか?  土地が余っている地方の方々のやることでしょう?  あの頃の

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      • 全国全ての自治体が大崎町になるべきだ!

        皆さん、鹿児島県の大崎町という町をご存知だろうか? 12年連続リサイクル率ナンバーワンの称号を手にした優等生タイプの学級委員長タイプの町。 平成30年には第2回ジャパンSDGsアワード内閣官房長官賞を受賞したというのだから、こりゃ日本の生徒会長みたいなものだ。(なんのこっちゃ!?) リサイクル率の全国平均が19.9%に対して、平成30年度の大崎町は83.1%という驚異の四倍返しという半沢直樹も真っ青な数字。(だからなんのこっちゃ!?) ま、早い話、ごみになるものが極端

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        • 清掃員が爆笑した住民の勘違い

          前回、皆さーん!美人ごみを目指しましょうー。 しかし恐れるなかれ、簡単なことですよー。 生ごみの水気を切って、分別するべきものが入っていなくて、危険物が入っていなければ、それはもう美人ごみなんで、そんなごみを目指しましょうー!的な話をさせていただいた。 この話をする度にわかります、わかりますと分別マニアさん達が寄ってくることも確かで正直、僕が驚くこともある。 有り難いことに講演会をやらせて貰うことがある。ごみ清掃員としての感じていることをひと通りお話させて貰った後に、

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          滝沢が唱える美人ごみとは?

          ではでは一体どんなごみを出せばいいのかその定義を示せーと言われれば、それはもう『美人ごみ』で出してくれれば清掃員としてとても有り難い。 何でそんな面倒臭いことをしなければならないんだ?と吐き捨てる人がいるかもしれないが、まぁ聞いて欲しい。 そんな面倒臭いことではない。 普通の、一般常識の、平凡の、コンコンチキで全然有り難い。 結論を先に言うね。そんな変な要望じゃないから、まぁ読み進めてみて。

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          滝沢が唱える美人ごみとは?

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          3Rについて

          行政が押し進めている3Rというものがある。 聞いたことあるだろうか? ごみ清掃員だから行政の言うことに賛成し、長いものに巻かれていたら、お前、何かうまみがあるんだろ?と思うかもしれないが、そんなこと関係なく勝手に言っているだけである。 聞けば「なるほど、なるほど〜、そりゃそうか」と納得するものなので、是非この機会に覚えて欲しい。 我々、ごみ清掃員がリサイクルお願いしますと繰り返し繰り返し、皆が嫌になる程言っているが、実はこのリサイクル、3Rの中では優先順位は最も下なので

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          最終処分場について清掃員が思うこと

          コロナ禍において段捨離ごみが圧倒的に増えたという話を先月した。子供の思い出品、洋服、陶器の鉢、傘、皿等家に置いてあったもう使わない物が溢れんばかりに排出される。年末年始がずっと続いているような感じだ。 このような事態になることは必ずあるから以前からごみは少なくしなければならないと再三再四繰り返していた。 今回のコロナは過去にない出来事なので特殊であるが、日本は地震や台風など災害は少なくない。その時には必ず災害ごみが出る。 最終処分場が圧迫されるので、普段からごみを少なく

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          最終処分場について清掃員が思うこと

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          金を払えば俺の物という傲慢なごみ

          前回、世の中には形のあるごみと形のないごみがあるということをお話した。 形のあるごみは物理的に触れられるごみで、形のないごみは人の心だというところまで話を進めている。 数回着ただけだろう洋服の束、すぐに諦めたのか新品同様のランニングシューズ、ひとつしか食べられていない卵パック等々。 これらは自分がいらないと思った瞬間にごみとなる。つまり人の気持ち次第で使えるものでもごみになる。 結論から述べたい。 僕が清掃員として見てきたものは、金を払えば、俺のものだから、ひとくち

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          金を払えば俺の物という傲慢なごみ

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          清掃員が見た食品ロスの現状

          『ブルーン……ボン……ボン』   比喩でもなんでもなくこういう音がした。   何事かと見てみると封を開けていないゼリーだった。回転板を回してごみを清掃車の中に詰めている際、ごみがあふれて落ちたのだった。バケット(清掃車のごみを溜める所)を見てみると箱ごと捨てられたゼリーの詰め合わせだった。 恐らくお中元で頂いたはいいが、食べないので捨ててしまおうというものだ。 賞味期限を見てみると一年以上。 見るからに高そうなゼリーは一度も封を開けられないままその生涯を終えようとしてい

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          ごみとはなにか?について

          『ごみ』とは何か?と観念的なことを考えてみる。 前回、まだまだ食べられる食べ物を簡単に45リットルのごみ袋に入れてしまうという話を書いた。 メロンだったり、海老フライだったり、キャベツや大根、お歳暮で送られたであろう高級ゼリーなどをごみ清掃員の僕が回収する。目の当たりにする。 由々しき事態。 各家庭は罪悪感あれど、まぁこの程度だったらいいっかと上記のような食べ物を捨てるが、それは奥さん、お宅だけではなく色々な家庭で出されているのですよ、そしてそれが束になればどれだけの

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          ごみとはなにか?について

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          ごみを実際、回収してみて

          ゴミを回収していると言うと眉をひそめる人がいる。 確かに七年間、仕事でゴミを回収していると時折、目を疑いたくなるものが排出されている。 ネズミがゴミ袋の中で暴れているのはど肝を抜かれた。 食べ物にありつくためにどこか袋に穴を開けて、侵入したのかと思ったが、暴れるだけで一向に出てこない。 痺れを切らして袋を手に持ち、ニ、三回揺らしたところで違和感を覚えた。 ……どこにも穴がないのだ。

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          ごみ清掃員になったきっかけ(グローバルネットより)

          金のためにゴミ清掃員となった。 七年前の話だ。(現在11年経つ) 僕の動機はいつも不純で汚い。 お笑いを始めたのも女の子にモテると聞いたからだ。二十一年前の話だ。僕はお笑いを完全に舐めきってい。四、五年もすりゃそれなりにテレビも出れて飯くらい食えるだろとスベっても明るい未来が待っていると信じて疑わなかった。周りの同期達は徐々に結果を出し、置いてけぼりにされ、女の子にモテることは一度もなかった。お笑いを始めて九年目、僕のお尻はボウボウに燃え、カチカチ山のエンディングを見て

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          ごみ清掃員になったきっかけ(グローバルネットより)

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          マシンガンズ滝沢です。

          ずっと放っておきっぱなしのnoteをどう活用するべきかを考えて、ようやく思いついたのである。 今までの記事は消して、何事もなかったかのようにしらーっと再開する。 僕は芸人をやりつつも、ごみのことしか尋ねられないごみ清掃員であるが、その聞かれ方が、最近、鋭利な方向からえぐられてくることがあるので、アウトプットの勉強を兼ねて、ここに少々真面目な記事を載せようと思っている。 しかし、しかし、そんな真剣なものばかりでは、見ている方も鼻血を出すし、僕も鼻血を出してしまうので、その

          マシンガンズ滝沢です。