やる気がない時にやる気を出す方法


やる気が出ない時に「やる気出さなきゃ」って思うのは悪手で、大体そういう時はやるべきことが明確になってないだけだから、TODOの洗い出しと整理から始めるといいよ


と、むかし上司から言われたことがあるのですが、この話は今でもすごく心に残ってるますし、役に立っています👀

要は「なんでも気持ちの問題に帰結させるんじゃなくて、問題の解像度あげてから解決策考えましょう」という話ですね。


この記事は2021年のGoodpatch Anywhere アドベントカレンダー16日目の記事です!


やる気がない理由を分解してみよう


やる気がない!→やる気を出すぞー!

と課題に直アプローチかつ気合いで解決しようとするのではなく、まずは課題が発生している理由を明らかにしてから、解決策を考えてみる方が確かに良さそうです。

また「やる気がない理由」および「解決策」の方にフォーカスできれば、「やる気が出ないなんて、社会人としてダメな私…」みたいに、漠然とした自分の状態に萎えてしまう/落ち込んでしまうことも少なくなりそうです。


というわけで、以下に私が思う「やる気が出ない理由」とその解決方針をまとめてみました。


1. やるべきタスクが自分の中で明確になっていないから

自分が任された仕事のゴールとスケジュールの定義・確認をした上で、TODOの洗い出しと整理をしてみましょう。

どう進めるかはかなり仕事によるので抽象度を上げて書きますが、概ね以下の3つを行うイメージです。

①自分が任された仕事は、いつまでに何をやることがゴールなのか、を整理
②そこから考えると今この時点では何を完成させる必要があるのか、を整理
③その完成のために、どんなステップを踏んでどんなタスクをやればいいのか、を整理

目の前のことやらなきゃ!と思うと③からやりたくなりがちですが、①②を飛ばさないこと大事です。①②が自分の中でわかっていない、腑に落ちていないから③が明確にできない、というケースもよくある気がします。

また①②が間違っていると、間違った方向に爆速で突き進んでしまい後で困る可能性もあるので、①や②が自分ではっきりわからない場合は上位者(上司とか)やチームメンバーに相談しましょう。


③については、世の中にはタスク整理の方法に関する色々なTIPSがあるので、ググっていただき好きなやり方を見つけていただくのが一番なのですが…!

個人的には「タスクを超細かくする」ということを試みるのがおすすめです。タスクを分解しようとすると、自然に「やるべきこととそのステップの解像度が上がる」のです。

例えば、「会議の資料を作成する」を一つのタスクとするのではなく、

・会議のゴールを書く
・アジェンダを書く
・パワーポイントの各スライドにタイトルを書く
・各スライドのメッセージラインを書く
・スライドの図表以外のところを作る
・スライドの図表を作る
・xxxさんにメールして確認を依頼する
・xxxさんからのフィードバックを反映する

くらいまで、タスクの分解を試みるのです(もっと分解してもいいかもしれません)。分解の過程で必要なことと作業手順が明確化されるので、「何をやったら終わるか」が明確になり、心も落ち着きます。



2. あまりにも無理なスケジュールだから


仮にTODOの洗い出しや整理ができていても、「いやこれ絶対無理でしょ、徹夜確定!」のような状況だと気持ちが萎え、やる気がなくなることがあります。これは即周りに相談しましょう。

達成すべきゴールに対して、あまりにも無理なスケジュールがひかれているようだったら、そもそもそのスケジュールの引き直しやリソース補強(他のメンバーに手伝ってもらう)をした方が良い可能性が高いです。もちろんそうもいかないよっていう場合もあるとは思いますが…😭



3. 睡眠不足・体調不良だから


これは「休みましょう」とかしか言えません😭お大事に…!



4. 別の仕事のことで心配事があるから


今やってること以外にも他にやらなくてはいけないタスクがあるけど、今これやってていいんだっけ
あのプロジェクトのこと、心配だな…自分なんかした方が良いかな…

というような場合です。自分も結構あるのですが、これは「1. やるべきタスクが自分の中で明確になっていないから」と近い話で、これは、タスク間・仕事間での優先度がついていない可能性があります。

画像1

「効率良く仕事を進める!必ずやるべき緊急度・重要度の把握」より引用


上記のように「今これやってていいんだっけ」というような場合は、まず重要度と緊急度を整理して、「どのタスクのまとまりに手をつけるべきか」から考えると良いかなと思っています。

正確には、上記のマトリックスへの整理だけでは、「タスクの実施順」は決定できないですが(例:BとCってどっちからやるの、等)、重要度と緊急度という基準をもって考えた上で順序づけることで、頭の整頓およびタスク順への納得感に繋がるよ(→そして納得できれば集中しやすい)、というニュアンスです。



5.一緒に働いている人(メンバーorお客さん)に対してもやもやしているから


ああー!これは辛い…もしかしたら気づいてしまうこと自体が辛いかもですが、理由が明確ではないもやもやを抱えるよりは今気づけてよかったかもしれない。

でも「人に対してもやもや」ではちょっと解像度が低いです。下記あたりを考えてみると、改善のためのアクションに繋がりそうです。

・具体的にどんなことをもやもや・不満に感じているのか
・それは本当に相手のみのせいなのか?自分側で改善できることはないか?(問題を分解して考える)
・自分が変わるために/相手の変化を促すために、具体的にどんなことをすれば・どんな助けがあれば状況が良くなりそうか などなど…



おわりに

「やる気がない時」の解決方法としては、一回休憩する、とか、まずやり始めたらやる気が出る〜など色々なTIPがありますよね。

でも、「やる気がない」そのもののみを見て解決策をあてにいくのではなく、そもそもなんでそうなんだっけ?ということを分解してから解決策を考えられると、より良いなと思います。

同時に、困っている人が若手の場合は、上位者が問題を分解することを手伝ったり、経験に基づいた解決策出しや、解決自体の手助けをしてあげられると良いよな〜と感じます。



…というわけで、2021年のGoodpatch Anywhere アドベントカレンダー16日目の記事でした。

私は、というか弊社は、中国DX知見の輸入からUXコンサルまで様々なお仕事をしておりますが、最近「Goodpatch Anywhere」という好きな場所で好きな時間だけ働けるフルリモートの組織でもUXデザイン・コンサルをやらせていただいております。

私は起業してから割と一人か二人で仕事することが多かったのですが、Goodpatch Anywhereで素敵なUIデザイナ、UXデザイナさん、マネジャーさんとチームで働く体験は楽しく、やる気なくなった…みたいなことはあまりない今日この頃です👀💪

ご興味を持たれた方はぜひ以下のサイトも覗いてみてください!


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