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我が家のたからもの

わたしが大好きなおおがきなこさんのコミックエッセイ。


実は、少し前にこちらも買っていた。

我が家にもいとしの子がいる。
わたしの日記にもよく登場している。

今年で11歳のマルプーだ。

出会ってから今日までずっと可愛い。

わたしが一人暮らしをしないいちばんの理由はこの子だ。

肉球やお耳の臭さも、壁をカリカリした爪痕も、窓についた鼻水の跡も、トイレをする位置が微妙にずれてて外に飛び出しちゃうことも、眠たいと不機嫌になるとこも、ぜんぶぜんぶ愛しい。

ちょっとした肌荒れも、お散歩中のテンションの違いも見逃せない。自分よりも大切だ。過保護でなにが悪いと思っている。


犬も世界で一番自分が可愛くて、エラくて、愛されてるっていう自覚があるようにみえる。
今日もぐーすかヘソ天だ。起きたらニコニコ笑顔で散歩を要求してくるだろう。

突然運命的にうちにやってきたけど、ずっと我が家にいたみたいに自然にいっしょに暮らしているのが、なんだか不思議だね。なんて話を今でもする。
母は動物が苦手だったのでなおさらだ。

わたしも母もネガティブなので、この子がいなくなったら、、、なんて想像して2人で泣きながらお酒を飲むこともある。

そうすると、必ず遠くで犬がこちらを見ていて「しつれいな、まだいきてるんですけど!」と言ってくる。


きなこさんのInstagramをみているので、オカメちゃんが亡くなったころのお話は知っていた。
当時もインスタをみて泣いたけど、本で読んでもまだ胸がぎゅっと締め付けられて泣いた。
犬はみんな愛おしい。泣かずにはいられない。


我が家にも、いつかお別れの日が必ず来る。

と、この文を打っただけで涙が出てしまった。

でも、必ず来るのだ。

ますます愛おしい。
このにおいを、温もりを、ひとつ残らずわたしの心に閉じ込めておこう。

愛しのこの子にも、わたしたちの温もりを、愛を、これでもかというほど受け取ってほしい。
「ちょっと〜おもいよ〜」と言われるくらい。
ぜったいぜったい幸せにしたい。

そんなの飼い主のエゴなのかもしれないけど、だとしても、わたしたちに想像つくこと、出来ることはなんでもやってあげたいと思ってしまう。


この本を読んで、泣いたと言ったけれど、単純に悲しいからだけじゃない。

オカメも(そしてギーとマルも)ぜったいに幸せだと思う。それが伝わってくるから、悲しいけど、あったかい。

だから、母にも読んでもらいたくて、悲しくないよと言ってリビングのテーブルにしばらく置いておいたのだけど、まだ読めなかったみたい。

無理にとは言わないけれど、いつか読んでほしいな。


さて、今日も犬をたっぷり吸い込むぞ〜🐶

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