見出し画像

余白をつくる

先週の日曜日、資格の試験が終わった。
ここ3か月間、土日はほぼ勉強していてnoteを更新する余裕がなかった。

それに実は、というかその時に話していたことでもあるけど、この3か月の間に愛犬と祖母が亡くなったのでなおさら心と時間に余裕がなかった。
祖父が亡くなってからまだ1年も経っていないということもあり、我が家は悲しいニュース続きで少し暗くなっている。

家族との別れがあって勉強に集中できない日も多かったけど、試験が終わったことで少し気持ちが楽になって、それと同時に心の中にしまっておいた悲しかった出来事をわざわざ引っ張り出してきてしまう。

祖父も祖母も犬も、自分より先に死んでしまうということはもちろんわかっていたし、自分にできることはやっていたけど、それでも後悔が全く無いわけではないからつらい。

それでもわたしは生きているので、時間は進み、思い出す回数は減っていくし、楽しいことをしている時はちゃんと笑っている。
それが寂しくもあるけど、そうであることを許さなければ苦しいことにも気付いている。

家族と別れて悲しい気持ちもあれば、両親と、子どものように愛していたペットを立て続けに失った母のことを心配する気持ちもある。

先週は試験があって行けなかったけど、今週は実家に帰って、祖母の家の片付けをする母の手伝いをするはずだった。
だけど昨日母から連絡があり、訳あってその予定がなくなったので、今日は突然できた何もない土曜日を過ごしている。

来週はまた手伝いに行くつもりだから今週は少しゆっくりさせてもらうことにした。

ここからはわたしの何もない土曜日の話。

朝、財布に現金がないことを思い出してコンビニに行った。ついでに朝ごはんとコーヒーを買う。いちごサンドの季節。

洗濯機を回しながら昨日買ってきた雑誌を読んだ。表紙が目当てで買ったけど、久々にファッション誌を読んだら春が待ち遠しくなった。

洗濯物を干し終え、着替えて自転車に乗りスーパーへ行く。行きながらハンバーガーが食べたくなったので、スーパーの駐輪場に自転車を停めてからマックのモバイルオーダーで注文をした。

スーパーでは、あんまり魚の種類がなくて気の乗らないカラスカレイを買うことになった。カレイは好きだし、魚の気分だったのを肉に変えるほど嫌ではないけどなんか思ってたんと違った。

ほかに必要なものをどんどんカゴに入れて、レジにはあまり並ばずに買い物を終えた。
週末の大きなスーパーは戦場だ。悩む暇はないので買うものリストを作ってから行くし、ややプレッシャーを感じながら買ったものをエコバッグに詰め込む。

カートとカゴを戻したらマックのモバイルオーダーの受け取りボタンを押す。スーパーと同じ建物に入っているマクドナルドへ向かう。
到着すると既に出来上がっていたのでありがたく受け取って駐輪場へ戻る。

途中でガーデニングコーナーに寄ったらかわいい寄せ植えが売っていたので、荷物が少ない時にまた見に行こうと思う。
ここまで書いて、50代の母と行動が似ているなと思った。

家に着き、買ってきたダブルチーズバーガーとポテトのSを広げ、スーパーで買ったコーラをグラスに注ぎ、映画を観ながら食べた。

試験が終わったら観ようと思っていた「マイ・ブロークン・マリコ」
出演している人全員演技が上手で、引き込まれて、訳もわからず泣いてしまうシーンが多々あった。

わたしの涙腺が緩くなっているというのもあるけど。

それから、家中の掃除を始めた。台所、玄関、洗面台、トイレ。水回りをピカピカにするのが特に好き。もう少し暖かくなったらベランダの掃除をして寄せ植えを置いて、そこでお酒を飲むのがたのしみ。

掃除をしている間にパウンドケーキを焼いた。ホットケーキミックスとバナナとチョコチップ混ぜただけのやつ。今回も目分量で作った。お菓子作りで目分量は良くないと思って計りを買ったのに電池が切れていたので仕方ない。

今はそのバナナケーキを食べながらnoteを書いている。
母と姉とのLINEグループで2人が会話をしていた。それを眺めて、母のことは心配だけど、わたしも今週仕事でいろいろあったし、お互いに余裕がなかったから、今日会っていたらもしかするとケンカしていたかもしれないなと思った。
別に母と姉がLINEでケンカしていたわけじゃないけど、なんとなくわかる。

だから今日はいろんなこと忘れて、やろうと思っていたことを好きなようにやることができてよかったんだと思う。

わたしが前向きに生きていくためには「〜すべき」から解放される時間も必要。悲しいこととか仕事のこととかを忘れてしまうことも許そう。
忘れてもほんとに大切なことはわたしの中に残るはず。

明日は本を持ってカフェにでも行こうかな。
というか、カラスカレイ何にしよう。

この記事が参加している募集

今日やったこと

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?