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2023年を振り返る


前置き

 普通、2023年の振り返りは年を越す前にすべきだが、なんやかんや年の瀬の最後まで腰を据えて筆を取る時間が無かったため、こうして年明け後に記事を認めることにしました。
 個人的な雑感として2023年は忙しなく、いろんなイベントがあったため、月毎に思い出せるよう写真と共に備忘録として残しておこうと思います。

1月 京都紀行

鴨川沿いより

 2023年始まりの月1月は、地元の山に登りそこから初日の出を拝むところからスタートしました。雲はありましたが地平線と空の隙間から無事初日の出を見ることができました。知らないおばさんからもらった甘酒美味しかったです!
 中旬は文学フリマに参加するため京都に行ってきました。去年の夏コミで頒布した作品は文学作品だったため、知り合いの方からこういうイベントの方がジャンルに合っているのではないかと勧められて参加するに至りました。実際、夏コミよりも頒布することができ、参加して良かったです。サークルメンバーと東京以外の場所に行くのは初めてで、テンションも上がり二日連続先斗町に赴き鍋やおばんざいに舌鼓を打ちました。写真はその時のものになります。下旬には初雪を観測したり、3月末の新人賞に向けて資料を調べたりしていました。

2月 サークル活動スタート

アラビアータ

 2月は逃げるように去っていきました。3月末締め切りの新人賞用のネタを熟考していたのですが、なかなかストーリー構成が決まらず、プロットも練ってはみたがどうも書き進められる自信が無いため、仕方なく投稿は見送ることにしました。というのも、今年の夏コミに向けて書きたいもののアイデアが出てきてしまい、衝動的にプロットを書いてサークルメンバーに見せるなどかなりそっちに熱が入ってしまったからです。創作は鉄は暑いうちの精神で行った方がいいんや!写真はサークルメンバーにプロットを見せに行った際に寄ったパスタ屋で撮りました。
 余談ですが、自分はFate/Grand OrderをはじめとしたFate作品が好きで、夏コミのアイデアもFateの二次創作です。誰だって夢想する自分が考えたオリジナル聖杯戦争の本を書いてみたいでしょ!(中学生並感)

3月 思い立ったが転職

大学時代の先輩と"祝い"の焼肉

 3月からは身辺多忙がスタートしました。というのも、会社の方針で今月は休息の月にしようとなり、定時退勤の日々が増え、会社の同僚たちも幾分か有休を取ったりとプライベートの時間に余裕が生まれました。かねてより転職を頭の片隅に置いていた自分は、これを機に転職活動を始めました。初めての転職かつ期間も1ヶ月しかないため、平日も休日も転職活動に充てました。応募の仕様のせいか、転職エージェントさんと関わることになってしまいましたが、非常に親身な方で自分の1ヶ月の期間で決めたい旨を理解していただき、平日の夜遅くにも対応してくれるなどとても心強かったです。そのおかげもあってか、無事転職先を決めることができました。さらっと書いてはいますが、仕事を終えてから面談をしたり、コーディングテストをしたり、結果に一喜一憂するのはかなり精神的に疲れました。転職先が決まった際も喜びよりも安心感や解放感の方が強く、電話越しで自分ごとのように喜んでいる転職エージェントさんの声を今でも覚えています。
 それからは色々報告や整理ということで、写真は大学時代の先輩に無事転職が決まったことを報告し祝ってもらった時のものになります。

4月 新生活に向けて

桜が咲く季節

 転職に伴い地方から東京に引っ越すことになるため、新居を探したり、転職の際に2ヶ月ほどフリー期間を設け、その間に免許合宿に行こうなど申請や手続きに忙殺される4月でした。それでも、わずかな時間を見つけては桜を見に行ったり、友人の誕生日会に参加するなど、心の休息となるマッチポンプをしました。下旬には初めてエンジニア系のイベントに参加し、こうして多くの技術を学んだり、交流したりするのかという刺激を受けました。
 新生活に向けて着々と準備していると、やはり地方で過ごした日々が思い出され、ついつい感傷に浸ってしまうのは人の常なのでしょうか。思うところもありましたが、仕事はやりがいはあったし、生活もドラマチックではないもののそれなりに充実はしていたと思い返されます。写真はふとそんなことを思い出させてくれた桜を撮ったものです。

5月 別れ際の哲学

積みプラ

 4月の手続き系の嵐を終え、いよいよ物理的な引っ越しの準備に追われた5月。独り身なのでそこまでの荷物はないと思っていたが、ついつい取っておいた小物や、大学時代の教科書など、わりかしダンボールに詰めるものが多かった印象。特に趣味のガンプラは買ったはいいものの、まとまった時間が無く作れずにいたものがいくつかあり、それだけでもダンボールを数個使ってしまいました。写真はその中でも一際大きいもので、左側のペーネロペーに至っては地方に引っ越す前から持っていたため、なんとも複雑な気持ちになりました。(なお、現在も作成していない模様)
 また、同期たちとの飲み会後に初めて同期宅に行き、そこで哲学についての知見を得ました。個人的には哲学のあり方について話し、ヨーロッパでいう哲学と日本でいう哲学との差異について考察したのが面白かったです。

6月 免許取得RTA

川中島古戦場史跡公園

 5月の末に東京に引っ越し、それから1週間も経たず自分は免許合宿で長野に行きました。入校初日から講義があったり、仮免許取得後即路上など、かなりハードな日程でしたが、教員の1人が言った「2週間でやらないといけなんだよ」という言葉にひどく納得したことを覚えています。とはいえ、仮免許取得後からは少々いとまができ、前職の同僚と再会したり、長野市街を散策したり、また写真の川中島古戦場にも行ってきました。川中島はかの有名な武田信玄と上杉謙信の戦いの地で、公園にはいくつもの記念碑が点在してました。記事のタイトル画像は善光寺を撮ったもので、曰く善光寺には全ての仏が集まるとかで実質ここが極楽だそうです。つまり善光寺に行けば極楽に行ったことと等しいと言えるわけですね。「遠くとも一度は参れ善光寺」とはそういうことだったのですね、なるほど。
 なんとか卒検までストレートで合格し、東京に戻ってきてからすぐに免許取得のために試験を受けました。こちらも無事合格し、晴れて免許取得をしました。ただ、地方と比べ東京の方が運転する機会が少ないのに、持っていても特段意味があるかと言われたら怪しいとは思っています。

7月 毎日が夏休み

ライブ後の横浜

 6月と7月はフリー期間ということで、6月は免許合宿だったこともあり7月はまさに夏休みという日々を過ごしました。新居の家具を購入したり、友人たちと遊んだり、映画を見に行ったり、そしてライブに行ったりとはちゃめちゃにエンジョイしました。写真はライブ後に撮ったみなとみらいのものです。遊ぶだけでなく、先輩の事業のお手伝いをしたりなど、何かと充実した月でした。また、コミケにも無事当選したこともあって、サークルメンバーとぶつかりながらも原稿を進めました。
 3月からの身辺多忙がようやく落ち着き始めましたが、コミケ原稿の進捗が悪かったこともあり、月の終わりまでなんやかんやバタバタしてました。Fateは世界観や設定が複雑多岐に広がっているため、そこに乗っかりつつも壊さず、自分のできる範囲で話を膨らませるのがかなりハードル高いなと再認識しました。あまりオリジナル聖杯戦争本見ないのはそのためかなとも思ったり。

8月 新環境とコミケ

コミケと言えばこの建物

 8月は仕事がスタートし、新環境での新鮮さと慣れなさを抱きながら仕事を覚える日々でした。しかし、前職同様人の恵まれ、現在もやりがいを感じつつ仕事をしています。特に思うところがないということは、不満もなく充実し満ちているから、心の隙間にそういうマイナスな感情が入ってこない状態なのかと思っています。そういう状態の方が自分にとってパフォーマンスが安定する気がします。
 そして、入稿ギリギリで大変だったコミケがありました。正直まともに添削や推敲ができておらず、また当初の予定から設定を変えたりと、サークルメンバーも自分もこれがいいのか面白いのかと言えるかわからない状態でした。ただ、手に取ってくださる人がいて、一部また一部と減っていく在庫を見るのは嬉しく、今回の反省点は来年に活かしたいと思いました。写真は台風が懸念される中ではありましたが、無事晴天に見舞われた国際展示場より。

9月 平穏の始まり

『グランド・ジャット島の日曜日の午後』みたいな新宿御苑

 何かあったと言われると答えに困る9月。何もないわけでもないが、これがあったよ!と言うほどでもない月でした。コミケも終わり、9月末締め切りの新人賞応募は見送っていたので、ゲームをつまむ程度にするぐらいの日々でした。写真はそんな何気ない休日に訪れた新宿御苑より。曇りでしたが程よく太陽の日差しを遮って、とても過ごしやすかったです。写真にあるように多くの人が芝生で座ったり、寝転がったりして、まさに『グランド・ジャット島の日曜日の午後』のようでした。
 8月も結局のところ仕事が始まったりコミケがあったりと、忙しかったのでこうして落ち着き始めたのはいいことだなと思いました。

10月 東京再認識

東京観光

 前職の同僚が東京に来るということで東京観光案内をした10月。東京スカイツリーに浅草という定番なところを歩くコースでしたが、自分自身も東京に越してきてから浅草に行くのは初めてで、案内というよりも自分も観光をしてました。仲見世通りの賑わいはすごく、特に半数近くが外国人でコロナ禍以前の活気の良さを感じました。その後は秋葉原のメイド喫茶に行ったりと東京らしい観光をできたような気がします。
 東京観光案内以外には、同期とご飯を食べたり、近所のお店に行ったりと食欲の秋らしい月を過ごしました。個人的に一番好きな樹木である金木犀が咲き、9月からの平穏が加速した日々でした。キューバサンドのお店を見つけたので今後通うことになると思います。

11月 山中湖バースデー

山中湖を挟んで望む富士山

 11月は誕生月ということで大学時代の先輩たちからケーキをいただいたり、友人たちから誕プレをいただきました。ありがとうございます!また、ボードゲーム合宿に参加し、山中湖近辺の宿で素敵な時間を過ごしました。写真はその時のものになります。全日天気に恵まれました。かなり自由な合宿だったので、ボードゲームプレイももちろんのこと山中湖散策もしました。近くに三島由紀夫文学館もあったので行ってきました。ちょうど三島由紀夫の命日だったこともあり、森林公園内に鎮座している文学館には似つかないほど盛況していました。そろそろ新人賞に向けた活動を始めないとなと思い出させてくれました。
 山中湖は気温が低く寒かったですが、東京に戻ってきたらそれよりも寒く、もう冬が始まっていました。

12月 人の輪の中で

青の洞窟

 年の瀬12月。暖冬ということもあって、厚着をしなくても過ごせる日があり、そのせいか街も賑わっているようでした。地方から見ればそりゃあ賑わっているのは当然と言えば当然ですが。
 サークルメンバーが遅めの誕生日を祝いに東京に来てくれたり、前職の同僚たちと久々に再会してクリスマスイブを過ごすなど、人と交流する機会が多かった月でした。冬コミは一般参加で参加し、次の夏コミに向けた創作エネルギーをいただきました。また、自分が応募している新人賞に最年少で受賞した人がいると知り、気になって受賞作が載っている雑誌を読んだり、来年に向けた気欲を高めた月でもありました。そして、大晦日は例年の如く友人宅に集まり、談笑しながら年を越しました。

総括

 2023年は転職、引越し、免許合宿、コミケなど変化やイベントが多い年でした。しかし、そうした中で人との繋がりを再認識し、友人たちと過ごし近況について報告するなど、人の輪の中で生きているのだと感じさせられました。
 毎年抱負として新人賞受賞を掲げていますが、2023年は上記の忙しなさから応募することすらできなかったため、そこだけ悔いが残っています。2024年も新人賞受賞を掲げ、邁進していこうと思います。あと、筋トレも始めます!ここまで読んでくださった方ありがとうございました。

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