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日記:リフレクション・エターナル

Nujabesのビートが自室全体に響き渡っている。昨秋に入った大阪のカフェがたまたま「Nujabesしか流れない状態」だったことから出会ったビートメイカー、という記事を去年書いたので詳細は割愛するけれど、1年以上経った今も折に触れてひたすら垂れ流している。星野源さんの音楽番組でもついに特集が組まれるらしいので嬉しい。源さんは折に触れて『reflection eternal』を流していたもんな。

コーヒースケールのタイマーをつけっぱなしにしていた。14分29秒。14分29秒。

昨晩帰宅しカードキーを差し込もうとした時、もうすぐ引っ越してきてから一年になることに気づきびっくりした。まだ引っ越してきて3ヶ月という気分でいるし、そういう言動をとっている。昨日も「でも〇〇だから」と今住んでいる街のことを口走った。しあわせものですよね。

丸腰でのうのうとしていられる基礎体力ではなくなってきた。それほど多くもない残業状況だが、日記本の制作作業を含めるとそれなりの時間机に向かったり仕事をしたりしており、それを数日繰り返すとどっと疲れて仕事しかできないや、という日が続いてしまう。

村上春樹が毎日10km走っていたことを、社会人1年目の頃正しく理解できなかった。それは毎日10km走らなくてもいいくらい基礎体力があったからである。しかしただ生きていくだけで基礎体力のゲージは徐々に小さくなり、20代後半の今は鍛えればどうにでもなるが鍛えなければ日に日にできることが少なくなっていく、いわば老いに左足親指を突っ込んでいるみたいな状況の今、彼もまたやりたいことをやるために走っていたのだと気づく。

老いとは無縁だと思っていたし実際まだ縁のないものと信じていたがどうもそうらしい、とここ1週間思っている。それはたいして暗い話でもなく、むしろ自分が生き物である何よりの証明な気がしてならず、今はトレーニングウェアが欲しい。

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