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54・竹取物語
竹取物語を読んだ(もちろん口語訳)。
内容は知ってるが、それほど興味はひかれなかった。
しかし、改めて読んでみると なかなか面白い。
かぐや姫が月世界から来たというSF的ファンタジー。
あの時代にこんなSF的発想ができるとは! 描写も美しい。
最後に、かぐや姫が残した手紙と不死の薬を富士山の上で燃やすのだが、それ以来、その煙がいまもなお天の雲のなかへ立ちのぼっているとある。
てことは、富士山は何度も噴火してたから、そのころは煙が立ちのぼっていたのだろうか?
今から千年以上も前に作られたものとは思えないほど情感豊かな物語だった。若い頃読んでも今のような感動はなかったかもしれない。
月を美しいと感じるようになった今だからこそ、竹取物語の良さがわかる。
そう、伸びしろ まだあるんだよ。
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