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47・アフターマシな息子~金銭編④~R・Stones Hang Fire


*お金の苦労は続くよ、どこまでも・④

息子のタタオ、倹約するだけじゃどうしようもないので、
ある夏は Tシャツにプリントしてネットで売ってたこともある。
あのときはうちの一室がTシャツ工房と化し、
タタオ 昼間の仕事から帰ると 毎晩せっせとプリントしてた。

夜 フットサル場でバイトしてたこともある。
そこには、ブラジル人のお父さんに連れられた小学生の男の子が来てて
タタオは「だるまさんころんだをやって」などと頼まれ 一緒に遊んでたらしい。
当時「最近、ひらがなばっかりのメールが来るんだよ」と言ってた(笑)

タタオはそのころ 父親から「お前、毎日サッカーに行って大変だな。
まっ、タタオはプロだもんな。」などとからかわれるくらい 仕事の後 
毎晩のようにサッカーやフットサルの練習や試合に出かけてた。
何せ、タタオの辞書には「勉強」という言葉が抜け落ちているので 学校から帰っても塾や勉強がある受験生と違って 仕事してても暇はいっぱいあるのだ。

フットサルチームは街の飲み友達が集まり結成したのだが、
みなそれぞれにサッカーをやっていて、
街の素人1部リーグ所属の違うサッカーチーム。
しかも、それぞれのサッカーチームでトップクラスの実力らしい。
サッカーの試合になればお互い敵になる。
(事実、タタオのチームを2部に叩き落としたのも、フットサルチームのメンバーらしい・・)

うまいヤツらが集まってフットサルチームを作れば、
あたりまえのように連戦連勝。
普段は所属しているチームで頑張り たまに集合しては最強チームで大暴れ。
まるでサッカー日本代表である。
インターネットに、知らない人たちから、
「目標は○○チーム(タタオのいるフットサルチーム)に勝つこと!」
なんて書かれてる。


タタオが始めたフットサル場でのバイトは サッカーを教えたり、混ざって一緒にやったり、普段のサッカーと全く代わりの無いバイトである。
連日、サッカーできるかっこうでバイトに出かけてく。
ダンナ「お前、本当のプロじゃん。サッカーしてお金もらってくるんだから」
タタオ「まーね。でも日本代表には選ばれなかったよ。。」


R・ストーンズのアルバム「tatto you」に入ってるHang Fire。
キースかっこいいね♪
キース 薬物で大変だったけど ギタリストとしてがんばってたと思う。


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