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81・子供は、学校に行かなくてもいい権利があるんだよ~ビーチボーイズ ・サーファーガール


東京新聞に、フリースクールを開いた大山浩司さんの記事があった。
その中で
”不登校の問題は学校に行かないことではなく「学校は行くべきだ」という固定観念が強いことにあります”
とあって、娘のことを思い出した。


娘のキキコは自分の子供たちが小学生になると、これだけは言っておかなくちゃと思ってたことを言った。
「子供は、学校に行かなくてもいい権利があるんだよ」

これには子供たちもびっくり!
「えっ? 学校って行かなくちゃいけないんじゃないの?!」

フツーに学校に行ってる孫たちに、寝た子をおこすようなことを言う娘にも
驚いたが、これが言える親ってすごい!と思った(私にはそんな叡智はない)
冒頭の記事にあるように「学校へ行くべきだ」という固定観念に縛られて親も子も苦しむのだ。
こう言ってもらうと子供もすごくラクになるはず。
今のところ、孫たちはこの権利を行使してはいないようだ。
まっ、親に逆らう権利やきょうだいゲンカをする権利や言いたいことを言う権利は きちっと行使してるようだが。

キキコは身に覚えのないことでいじめにあったりいろいろしたから、こういうことを考えるようになったのかもしれない。
このときは、キキコ「何も悪いことしてないのに学校に行かなかったら私の負けになる」と、学校へ行った。
自分が標的になるのがこわくて何もできない同級生のなかで、
ひとりだけ味方してくれる子もいた。

私なぞ、オロオロしてるだけで何にもできなかった。
頼りの夫は、胃ガンで闘病中で相談もできなかった。

何にもできない親だったことを娘に謝った。
私「あのときは、お母さん、何にもしてあげられなかったよね」

キキコ「そうでもないよ。支えてくれたし。それに、お母さんが何かやろうとしても、全部あたしが止めてたしね」

私「えっ、支えてた? どんなふうに?」(キキコの後ろで、オロオロしてただけのような気がするんだけど)

キキコ「理解して、見守っててくれてたじゃん」

キキコ「親は、前に出て守るのと、後ろで見守るのとがあるんだよ。
あたしは、後ろで見守ってくれたほうがよかった」

そんなふうに思っててくれたのか(涙)

夏にはやっぱりビーチボーイズ





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