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ドキっと vs ドキッと

今回は、擬音語、オノマトペの「っと」の「っ」をカタカナにするかひらがなにするか、という話題をしてみたいと思います。

これはネットで何と検索すればいいかわからないので、関連記事を探すのが難しいですね。
とりあえず、ひとつ見つけたので、リンクを貼っておきます。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14170889079

上のリンク先でも書かれているとおり、直前のオノマトペの一部だと判断したらカタカナ、「って」「っと」のような後ろ側の一部だと判断したらひらがなで、両方のパターンがある、というのは説得力のある話だと思います。

小書きの文字は、その直前の文字に付属しているという考え方もあり、その場合は、前の文字に合わせてカタカナに書く派なのだろうと思います。
しかしローマ字にしてみると「dokitto」であり、後ろの文字に依存しているので、やはり後ろに合わせてひらがなという主張もできます。

さて、直前の記事「エビのビスク缶」では「ゴクっ」と書かれています。ひらがな派ですね。

「ゴクっ」の場合、後ろにはなにもありませんが、ひらがなになっていますね。こういうのは何と説明すればいいのか、分からないですが。

ついでに言うなら、学校教育、新聞、テレビ、雑誌などでは擬音語と擬態語で、ひらがなかカタカナを使い分けるという、指導をしていることがあります。
そういう人たちは、この「っ」をどう使い分けているのか、どう指導しているのか、気になるところです。

小説でもオノマトペは出てきます。注意深く観察していると、ひらがな派、カタカナ派、使い分け派、気にしていなくて混ざっている派、などがあるように思います。

(2021年3月1日追記)

関連記事を見つけたので紹介します。

https://mainichi-kotoba.jp/photo-20190724

ここではカタカナに、基本的には直すそうです。

(追記終わり)

カタカナの動詞

オノマトペの「っ」以外にも、似たような例として「カタカナの動詞」の「活用形をカタカナにするか、ひらがなにするか」という話もあります。

一番よく目にするのは例としてはよくないのですが「イク」ではないでしょうか。

 イかない、イきます、イく、イけそう、イこう、イった
 イカない、イキます、イク、イケそう、イコう、イッた

どちらで書きますか、もしくは見ますか。「イコう」は珍しいですね。でも「イク」はよく見ます。「イッた/イった」は両方それなりに見ますね。

こういう場所は作者の作風の一部というか、色が出るところだと思います。

このような動詞はイク以外にも若者言葉などラ行五段活用で「ググる、マミる、ゲロる」などがあります。「ググった、マミった、ゲロった」か「ググッた、マミッた、ゲロッた」ですか。前者が多いイメージです。

そんなこと、気にしなこともなかった、という人もいるかもしれません。

同じ表現なのに場所場所で違う書き方をしているなんてこともあります。ちょっと、こういうものにも注目してみるといいかもしれません。

もしプロの作者、校正の人たちがどうしているかみたいな記事などありましたら、教えてくれると、よろこびます。よろしくお願いします。

2024年8月23日追記。
また毎日新聞の記事にこの動詞の話があったのでリンクをつけておきます。
https://salon.mainichi-kotoba.jp/archives/193290

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