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【流産】お母さんになったことがある、子どものいない私とあなたへ。

(この記事は、同じ経験で苦しんでいる方や、そのパートナーの方、ご家族の方、そして過去の自分のことを思いながら書いています。何かひとつでも参考になる所があれば嬉しいです)

晩婚アラフォー女性です。
今春初めて体外受精に挑戦し、めでたく妊娠したものの初期流産してしまいました。それ以来、不妊治療はお休み中です。

なかなか人に言えないんですよね。流産したことって。
確率でいうと100人の赤ちゃんのうち15人が残念ながら生まれてこられないそうなので、あなたの周りにも実は流産をしたことがある人がいるかもしれません。

流産や死産による周産期の喪失体験のことを、「ペリネイタル・ロス」と言うそうです。
この言葉も、知らない人が多いと思います(私も自分が当事者になるまで知りませんでした)。


そう、流産は喪失体験です。

妊娠判定から一カ月半くらいの間、私もお母さんでした。
つわりもずっとありました。
母子手帳をもらいに行ったとき、保健師さんに「お母さん」と呼ばれて、はじめての経験に照れくさくなったことを覚えています。
今、私に子どもはいないけど、お母さんになったことがあるのです。

流産は、お母さん・お父さんが生まれるべき子どもを失うこと、子どもが死ぬことです。

それは、立ち直れなくても自然なこと。
一生で一番、悲しみ、落ち込んでしまうことかもしれないと思います。

私も、流産宣告を受けた日から手術前後のことは、昨日のことのように思い出せます。どれだけ悲しかったか言葉では表せません。
何も手につかず、希望がなくなった
と感じていました。
善意の励ましの言葉で逆に傷ついてしまうこともよくありました。


でも、流産から3カ月経った今、
悲しいには変わりないけど、
「私は大丈夫だ」「これがやってみたい、あれもしてみたい」と、
また思えるようになっています。
あの頃は、ずっと悲しみの中にいるしかない、いるべきだとまで思っていたのに。

全てがマイナスの経験だったとも言えないと思っている自分がいます。
この経験を何かに昇華させたいとも思うし、
アウトプットしてみたら自分自身が何か先に進めるのではないかという淡い期待もあります。

なので、流産からここまで、考えたこと感じたこと、伝えたいことを少しずつ書いてみようと思っています。

いろんなことがありすぎて、何について、何から、何のために、誰のために書けばいいのか迷っているし不安もあるのが正直な所です。
向き合う力がなかったり、違うテーマを考えたい時は、他の記事を挟むかもしれません。

でも、とても大切な経験なので、私だけでなく、誰かのためにもなったらいいなと思って、始めます。
ゆっくりになってしまうかもしれませんが、ご興味のある方はお付き合い頂ければうれしいです。

(つづきはこちらです)


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