健康保険の切り替え

はじめまして。こんにちは。

初回の記事で突然ずっしりしたタイトルで恐縮ですが、忘れないうちに残しておこうかなと、筆?をとりました。
夫の扶養を抜けて、国保に移行するための手続きをしてきたのですが、手続きをするにあたってのあれこれがたくさんあったので、書き出してみました。

要点だけという方は、まとめにまとめてあります。
6行で終わりました...

まずは背景から...

私、今年に入って仕事をやめて無職になりました!(話が重い)
理由は、パワハラに耐えかねて、これ以上いたら病むと判断したからです!(重いって)
まぁ、周りの人たちが病んで辞めていくのを見送ってきた身としては、そうなる前になんとか脱出せねばと思い切った次第です。

そこで、いろいろな問題に直面しました。
さしあたってが、保険と年金。

一般的に会社に勤めていると健康保険とか年金とかは会社がよしなにしてくれるので自分でどうこうしないといけないということはほぼありません。
会社に年金手帳渡したらなんか手続きしてくれるし、会社から渡された健康保険証を持って行けば、3割負担で病院に掛かることができます。
そのため、深いことを考えずそれなりに生きて来れます。

辞めて無職期間が一定以上ある場合に初めて直面する謎の保険制度、年金制度...

よくわからない。よくわからないけど、ほっとくわけにはいかない。
10割負担で病院にはかかれないけど、ノー病院で過ごせるほど健康じゃないし、コンタクトも作りたい。そんな訳でひとまず、「そうだ!旦那さんの扶養にいれてもらおう!」とお願いをしました。

夫の扶養に入る

これは比較的簡単でした。
旦那さんに「『妻を扶養に入れたいのですがどうしたらいいですか?』って会社の人にきいてみて」とお願いするだけでことが進みます。
言われた通りの書類を用意し、言われた通りに書類に記載して、一式送付するだけの簡単なお仕事です。所得証明とかいるので、それを取りに行くのがちょっとドキドキしたくらいですね。

それなりの会社であれば事務や総務の人が絶対に知っていることなので、素直に聞いて指示に従うのがベストです。早いし確実。

無事に扶養に入ったものの、雇用保険の失業手当てを受給が開始すると扶養に入っていることができません。失業保険の受給額が一定(3612円)を超えると不要から外れなければならないためです。

ハローワークさんで頑張って手続きをした結果、先日から無事失業手当ての受給が開始したため、とうとう国保への切り替えを決行する時がきてしまったのです。

夫の扶養から国保へ

旦那さん経由で「扶養から外れるお願い」を会社・健保にしてもらい、無事に「資格喪失証明書」的なものを受領したら本番です。

市役所に持っていくもの

・資格喪失証明書(名称は企業によって異なると思います)
・身分証明書(免許証、マイナンバーカードなど)
・マイナンバー(なくても平気だった)
・印鑑(これもなくても平気だった)
・医療機関の領収書と診療報酬明細書(受給開始日以降に医療機関にかかった場合)

資格喪失証明書は必須です。健康保険・厚生年金保険の資格がいつまでだったか?が記載されている通知書で、これを見て、「じゃぁ、いつから国保ね」っていうのが決定します。

身分証明書も必須です。マイナンバーカードがあれば話が早いのかもしれませんが私は持っていなかったので、免許証を持って行きました。

問題は、マイナンバーと印鑑
両方とも申請書に記載・押印する箇所がありましたが、「ないんですけど...」と言ったら、『身分証明書があるので大丈夫ですよ』とパスできました。これが全国共通、どのこの自治体でもOKなのかは不明なので、忘れない限り持っていった方が無難だと思います。

あと、ここ大事なので、要注意です。
失業手当の受給開始日の翌日から、扶養としてもらっていた保険証は使ってはダメです。まじめんどくさいことになるので、止めた方がいいです。
素直に「扶養抜けて国保に切り替えることになっているので...」と言って10割負担で払ってきましょう。その場合も後日精算手続きをしたら7割戻ってきます。安心してください。「10割って結構な金額なんだなぁ...」って実感するいい機会だと思って。
で、この時の領収書と診療報酬明細書を持っていくと市役所で精算できるので、一緒に持っていくとベターですってことです。(同月内であれば、受診した病院や薬局での精算も可能な様ですので、その辺は確認してみてください)

いざ、窓口へ

市役所についたら、目的に応じて適切な窓口を教えてくれる案内人みたいな人がいるので、その人に「国保の手続きしたいんですけど...」って言えば、窓口教えてくれます。『あ、じゃぁ、年金の窓口行ってください』って言われました。

「夫の扶養に入っていたんですけど、失業手当貰うので扶養から抜けることになったので、国保への切り替えの手続きにきました!」

実は、この窓口に来るのは3回目。1回目と2回目の話は読み飛ばしても支障はゼロです。

1回目は無職になってすぐ。
夫の扶養の手続きはそれはそれでしてもらっている時。
「あのー。お仕事辞めて、国民年金?の支払いを猶予してもらえるって聞いたんですけど...(馬鹿丸出しな質問)」
『なるほど。今までは厚生年金にということですよね?』
「こうせいねんきん?たぶん...えっと、お仕事を辞めて、保険?は夫の扶養に入れてもらうことになったんで、その手続きをしていて...年金は無職だと待ってもらえるって聞いて...」
「あ、旦那さんの扶養に入られるんですね?ということであれば、年金も厚生年金になるので、こちらでの手続きは不要ですよ』
「?いらない?保険と年金両方セットで扶養ですか?」
『はい。なので大丈夫です。』
という、やりとりをして来ました。その時は内容は半分も理解してなかったけど。

2回目は失業手当の受給が始まった直後。
「あのー。失業手当の受給が始まったので国保にしようとか...扶養うんぬん」
『資格喪失証明書などはお持ちですか?』
「?ないです。」
『旦那さんの会社の方へ連絡して、資格喪失の証明書をもらってください。そこに資格喪失の日付が記載されるので、それが必要になります。』
「でも、すぐには無理だと思うんですけど、切り替えの手続きって早めにしないとだめなんですよね?」
『遡って切り替え手続きできるので大丈夫ですよ。証明書届いたらまたお越しください』

えぇえぇ、ばかなんです。世間知らずの。基本的な社会の仕組みを知らずに、パソコンとしか向き合ってこなかったおばかさんです。

そんなこんなで、3度目の今日、ようやく本題に取りかかれたというわけです。

窓口で申請書に必要事項を記入して出して、持って来た資格喪失証明書と身分証明書を一緒に出して、内容を確認してもらいます。この時に、扶養の時の保険が組合なのか協会なのかなんなのかが必要になるので、直前の保険証の表は写メっておいたほうが安全です。コピーでもいいです。

記入と確認が終わり、待つことしばしば。

おばさまが保険証持って戻って来た。

はっや。
そんな瞬殺で保険証ってできるんだ...
紙だったけど。
別にいいけど、破いたらごめんな。

保険料

保険証をもらった後に、保険料の説明が始まります。
加入の際に、もっとも怯えるのがこの国民健康保険の保険料。75歳未満の場合はこの4種類かな。

・国民健康保険税(医療分)
・国民健康保険税(介護分)
・国民年金保険料
・付加保険料

国民健康保険税(医療分)っていうのが、よく言う国保の保険料。40歳をすぎると強制的に(介護分)っていうのが付く。どっちも前年度の所得から基礎控除引いて、それぞれの保険料率を掛け合わせたものに均等割を足したのが年間の保険料になる。

文章じゃわからんよね。国民健康保険税は(某自治体の場合)、
(総所得額 - 基礎控除 * 保険率) + 均等割額 => 年間の保険料
になります。

基礎控除っていうのは決まった金額を所得から引いて対象金額を減らしてあげますっていうやつ。均等割っていうのは「等しく皆一律に払い給え」って決まっている額ね。

国民年金保険料は全国一律で16,610円を毎月払いなさいとなっている。たけぇ。

付加保険料は、今回は見送った。期間が短い予定だから。
長期間加入するなら入っておいてもいいかもとは思う。

保険料の支払い方

めんどくさいのが、国保の保険料の払い方ね。
『年間の保険料を9等分した請求書をまとめ再来月に送るので、順次払って行ってください。』と。
なんでも、処理の都合上12等分ではなく9等分にせざるを得ないそうで...なので、国保を抜けるタイミングとかによっては、払い過ぎ、払わなさすぎが発生するのだけど、その分は別途精算するんだって。絶対そっちのほうがめんどくさいだろうと思うけど、仕方ない。

あと、もう一個ポイント。

月末に加入している保険の保険料を支払う!

たとえば、3月25日まで国保、26日から扶養に戻った場合、3月の保険料は扶養の方になる。
たとえば、4月28日まで扶養に入ってて、4月29日から国保に切り替えた場合、4月分の国保の保険料を払わなければならない。

これ、まじ落とし穴。

日割りとかじゃないから、月末締めだから、ほんと気をつけて。
これの難しいところは、どう気をつけたらいいのか微妙に気をつけかたが難しいところなんだけども。

国民年金保険の方も月払いなんだけど、月末締めなのは同じだから、月の途中で抜ける場合はその月の分は払っちゃダメだからね。払っても返ってくるけど。気をつけてね。

医療費の精算

これは今日終わらなかったんよ。
なぜならば、診療報酬明細書というものが私の手元になかったためです。「あるやろ?」と指さした紙には『診療明細書』と書かれていて、『これじゃないんですよねぇ...』って。知らんがな。

病院に頼んで発行してもらうらしいんだけど、もしかして発行手数料とかかかるのかな...無駄な出費やだなぁ...病院いくまでも遠いし...とか考えながら渋々諦めました。

これに関しては、領収書と診療報酬明細書があれば市役所で申請書をだすだけでなんとかなりそうなので、明細書ゲットが重要ポイントになりそうです。あと、振り込み口座が必要そうだったんで、キャッシュカードとかあったほうがいいかも。

終えて...

疲れた。保険料出てくるの怖い。大体の金額は自分で計算してわかってるけど、それでも失業手当の1/3は持っていかれる計算。

一度無職をしたことあるっていう友達が『国に○される』って言ってたのを思い出すよね...

前年度の所得がほとんどなければ、均等割額だけなのでそこまでの負担にはならないと思うけど、そういう人って結構限られるよね。家族いる人なら扶養に入れてもらうほうが圧倒的にいいわけだし。家計を支えている人が自営業とかだったら、扶養とかないから該当するのか。

そんなわけで、保険とか年金とか全く知らずに始まった、保険の切り替え作業ですが、無事に完了しました。あとは、頑張って納付するだけです。(受給終わっても仕事見つかってなかったら絶対扶養に戻ってやる。じゃないとしぬ。経済的に。)

まとめ

1. お仕事勤めじゃなく、家族の扶養でもないなら、国保へ。
2. 国保の手続きはお住まいの市役所へ。
3. 切り替える際は資格喪失を証明するものと身分証明書が必要。
4. 保険証はその場で発行される。
5. 保険料は大きく2つ。国民健康保険料(40歳以上は介護保険料も)と国民年金保険料。
6. 保険料は月末締め。月末に加入している保険の保険料を支払う。


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