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映像技術の教科書 |24|ワークフロー⑨ オンライン編集・MA

はじめに

こんにちは。
虎徹のタキです。
映像技術の教科書、第24回です。

ワークフロー篇も大詰め、オンライン編集とMAです。
MAに関しては文字数が少なめになる見込みから、オンライン編集とまとめて記事にしました。

(あくまで筆者の専門性によるものです, MA分野こそ非常に深い知識と情報が必要な領域だと認識しております)



概要

オフライン編集の回で、オフライン編集は”映像編集の花形”と表しました。
編集といえば撮影素材のよいところを抜き出し、映像の流れをつくっていく作業のイメージがあると思いますので、その点ではオフライン編集がもっともいわゆる映像編集の言葉の本質に近いと考えます。

一方で、オンライン編集とMAは映像を仕上げる工程です。
絵コンテや準備・オフライン編集は料理のレシピ作り、撮影は食材、グレーディングは下味やソース作り、そしてオンライン編集とMAこそが調理です。
多くのスタッフの努力や予算が投じられた映像制作の最終段において、事故なく最高のクオリティで世に送り出すわけですからそれは多大な責任と、それに対するプレッシャーがかかる作業です。
その点で、筆者はオンラインエディター・MAミキサーは映像と音それぞれのポストプロダクション作業の責任者であると位置付けています。

しつこいようですが、オンラインエディター・MAミキサーが(技術的な)最終判断を行うので、映像制作の過程におけるさまざまな課題解決の考え方の相違などに関しても、基本的にはこの両者が勝ち筋を見出せる手法を優先的に選択していくことが大切です。

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