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腕が弱点の人

 ボディビル競技において腕は非常に重要なパートである。前の記事でも書いたが国際B級くらいまでなら腕が太ければ入賞くらい出来る。だがしかし普通にトレーニングしていただけでは腕は必ず弱点になる。

 教科書通りのトレーニングをしていた場合、腕の頻度が絶対的に足りない。そして脚や背中は良いのだが、腕が細くてイマイチというパターンのコンペティターは非常に多い。

 中胚葉型で何でも必要以上に力んでしまい、すべて腕に効くという人以外は殆ど必ず腕が弱点になっている。これは腕の頻度が足りないからである。教科書通りのルーティンだと大抵週に一部位ずつ、そして腕は週1でやるかやらないかである。

 またプッシュ&プルのルーティンで胸と三頭、背中と二頭、と組み合わせている場合でも腕は二頭三頭合わせて週に四回程度である。これでも腕が弱点になっている人の場合、実は足りないのだ。

 今回の記事ではそのような人がどのようなスプリットルーティンを組めば弱点の腕を発達させる事が出来るかを解説する。ダブルスプリットで腕を二頭三頭合わせて五回以上やっているような人は基本的には本記事を購入する必要はない。また、本記事では三頭外側については触れない。よって三頭外側が弱点の人も本記事を購入する必要はない。


<A> 腕のキモ、三頭

 ここで典型的な腕が弱点になっている人を見てみよう。真っ先に目が行くのは三頭のクオリティの低さである。

右の二人、腕のクオリティが低くなんかのっぺりして見えるのがわかるだろうか。
滅茶苦茶三頭弱い人の例

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