大前研一 名言集 『ドットコム仕事術』(3)
『ドットコム仕事術』(3)
『ドットコム仕事術』(初版 2003年8月10日 小学館)は、日本でIT企業が注目され始めた頃に書かれた本です。
仕事の進め方はどうするのが良いのか、大前氏が提言しています。
もちろん、大前氏の提言をそのまま実行することは難しいかもしれません。一つだけでも取り入れてみると、あなたはさらに一歩前進することでしょう。
組織能力とは「ある戦略や業務を組織として遂行する能力」である
アメリカには「うるさい車軸には油をさせ」(The squeaking wheel gets the grease.)という諺がある。異見・文句をいう人間がいたら、その人間にやらせてみよ、という意味だ
知りたいと思うからこそ勉強し、新たな発見もある
➳ 編集後記
『ドットコム仕事術』(初版 2003年8月10日 小学館)は、日本でIT企業が注目され始めた頃に書かれた本です。19年前に出版されました。
今読んでも、内容は古さを感じません。陳腐化していません。
その理由は、大前研一氏が物事の本質を述べているからです。洞察力が素晴らしいと思います。ハウツーものは、その内容がすぐに陳腐化します。
➔ 大前氏の今回の言葉も、私たちが忘れがちな重要なことに気づかせてくれます。
🔶 昔、「出る杭は打たれる」に関連して、「出過ぎた杭は抜かれる」や「出ない杭は腐る」などと言葉遊びをしたことがありました。
「出過ぎた杭は抜かれる」は目立つので他へ移そうということで、良い意味に解釈しました。つまり、期待できる戦力として重要な部署への異動させるという意味です。
「出ない杭は腐る」は全く芽が出ない場合、昇進も昇給もなく、やがて腐ってしまい、部署のお荷物になってしまうという意味です。
大前氏の本には、ものの見方、考え方を理解する上で重要な部分が多くあります。大前氏の真意を深く考えなくてはなりませんね。
この元記事は14年前にFC2ブログで書きました(2008-01-03 10:03 by 藤巻 隆)。「新・大前研一名言集(改)」はかなりの量になりました。私にとっては、いわばレガシィです。
その記事を再編集しました。
✑ 大前研一氏の略歴
大前 研一(おおまえ けんいち、1943年2月21日 - )は、日本の経営コンサルタント、起業家。マサチューセッツ工科大学博士。マッキンゼー日本支社長を経て、カリフォルニア大学ロサンゼルス校公共政策大学院教授やスタンフォード大学経営大学院客員教授を歴任。
現在、ビジネス・ブレークスルー大学学長[1]、韓国梨花女子大学国際大学院名誉教授[1]、高麗大学名誉客員教授[1]、(株)大前・アンド・アソシエーツ創業者兼取締役[1]、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長[1]等を務める。 (Wikipedia から)
大前研一氏の略歴補足
大前氏は日立製作所に勤務時、高速増殖炉もんじゅの設計を担当していましたが、原発の危険性を強く感じていたそうです。
その後、世界一の経営コンサルティングファームのマッキンゼーに転職。
マッキンゼー本社の常務、マッキンゼー・ジャパン代表を歴任。
都知事選に出馬しましたが、まったく選挙活動をしなかった青島幸男氏に敗れたことを機に、政治の世界で活躍することをキッパリ諦め、社会人のための教育機関を立ち上げました。BBT(ビジネス・ブレークスルー)を東京証券取引所に上場させました。
大前氏の書籍は、日本語と英語で出版されていて、米国の大学でテキストとして使われている書籍もあるそうです。
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