【回想録 由美子のいなくなった夏 亡き最愛の妻への想い 第31回】
🔷「新婚時代」の中の「新婚旅行 旅行記『オーストラリア東海岸への旅Ⅰ』から」の「七日目(五月八日 水曜日) シドニー」の後半を掲載します。🔷
『由美子のいなくなった夏 亡き最愛の妻への想い』
(ハードカバー 四六版 モノクロ264ページ)
2016年1月25日 発行
著者 藤巻 隆
発行所 ブイツーソリューション
✍『由美子のいなくなった夏 亡き最愛の妻への想い』(第31回)✍
「新婚時代」の中の「新婚旅行 旅行記『オーストラリア東海岸への旅Ⅰ』から」の「七日目(五月八日 水曜日) シドニー」の後半を掲載します。
新婚時代(9)
オーストラリア東海岸への旅Ⅰ
七日目(五月八日 水曜日) シドニー 後半
サミット
さて、先ほどI’LLラウンジでディナー・クーポンを購入し、予約しておいた「サミット」へ、この時のために用意してきたスーツを着用し、出かけました。
料理は、シーフード、オージービーフ(オーストラリア牛)、野菜、コーヒーと出てきて、一応コースになっていました。
グラスワインとボトルワイン
ここで特筆すべきことがありました。グラスワインを注文したところ、ボトルワインが出てきて栓を抜かれ、弱ったなと思いました。でも、まあそう大した値段ではなかろうと高をくくっていました。
支払いの際、ディナー・クーポン以外に、ボトルワイン代を支払わなければならないと思っていましたので、支払いの準備をしていたところ、何とボトルワインは無料とのことでした。大変助かりましたし、料理も一層美味しかったと何やら感じられました。現金なものです。料理に満足し、後は食後の運動とばかりに、ホテルまで遠回りして歩いて戻りました。
ルームメイド
部屋へ戻り、しばらくすると、可愛らしいルームメイドが現れました。話を聞いたところ、南米出身で、パートタイムでルームメイドをしていて、数週間で他の場所へ行くとのこと。
私たちは新婚で、九日間の旅をしていることを伝えると、あまりに短期間な旅行に驚いていました。彼女たちにとって、旅行とは四週間が普通とのことでした。羨ましいかぎりです。
(PP.79-81)
➳ 編集後記
第31回は「新婚時代」の中の「新婚旅行 旅行記『オーストラリア東海岸への旅Ⅰ』から」の「七日目(五月八日 水曜日) シドニー」の後半を書きました。
この旅行でスーツを着たのはこの時だけで、あとはカジュアルな服装で通しました。
旅行に対する考え方は、南米の人に限らず、私たち日本人とはかけ離れていると実感しました。「四週間」とは! 一カ月です。そう簡単にはできませんよね。仕事や家のことが心配になってしまいます。