ChatGPTとの対話 Vol.006 私の質問にどう答えるだろうか?
ChatGPTとの対話 Vol.006 私の質問にどう答えるだろうか?
私の質問 11
米国でユニコーン企業が輩出する背景について教えてください。
ChatGPTの回答 11
ユニコーン企業とは、まだ上場していない新興企業で、評価額が10億ドル以上の企業のことを指します。米国でユニコーン企業が輩出する背景には、いくつかの要因があります。
まず、米国はグローバルなスタートアップの中心地の一つであり、世界でもっともリスク投資が盛んな国の一つです。米国には、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家などの多くのリスク投資家が存在し、多くのスタートアップ企業に資金を提供しています。
また、米国には優れた大学や研究機関があり、研究成果をビジネスに転換することができる環境が整っています。
さらに、米国には大きな市場があり、スタートアップ企業が狙うことができる市場規模が大きいため、成功すれば大きな成功となる可能性があります。
また、米国はグローバルなビジネスの中心地の一つであり、多くのスタートアップ企業がグローバルな展開を目指しています。
最後に、米国は起業家精神が非常に盛んな国です。米国には起業家文化が根付いており、多くの人々が自分のアイデアをビジネスに転換することに熱心です。
また、米国では失敗をしてもそれを学びとして受け止める文化があり、失敗を経験した起業家が次のビジネスに成功することもよくあります。
これらの要因が結合して、米国で多くのユニコーン企業が輩出される背景となっています。
私のコメント 11
期待していた以上に詳しく回答してくれました。
ユニコーン企業について説明しますと、米国では時価評価額が10億ドル以上の未上場企業を指します。
日本では米国の定義に合わせ、時価総額が10億ドル相当の1000億円以上の企業を指します。1ドル100円換算または評価当日の為替レートを適用して1300億円(1ドル=130円)とする場合もありますが、目安として1000億円以上と理解しておけばよいでしょう。
起業家についても回答してくれました。米国では起業して業績が悪化したり、倒産したとしても、そうした経験をした人物を評価する土壌があります。企業経営に失敗した経験者に敗者復活のための機会を提供することが珍しくありません。
実体験したのですから、同じことをしない限り二度目の失敗はないだろうという考え方です。
それに引き換え、日本では敗者復活は容易にできません。
その理由は、起業家が金融機関から融資を受ける際に個人保証がつけられるためです。つまり、担保(又は抵当)として個人の土地家屋などの財産を金融機関に融資と引き換えに抑えられるためです。
極端な場合、自己破産しなければならないこともあります。
彼我の差はとても大きいです。
ただし、つい最近、岸田政権はスタートアップ企業の育成のために1兆円の予算を計上したという話が日経ビジネス(大胆予測 2023 「有事」に備えよ 2022.12.26 2023.01.02)に書かれていました。
岸田政権はスタートアップ育成に1兆円計上
しかも「起業家の借り入れに対し、個人保証を求めない制度を創設」と明言しています。
私の質問 11-2
ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家はどのような人たちですか?
ChatGPTの回答 11-2
ベンチャーキャピタル(Venture Capital、VC)やエンジェル投資家は、新しいビジネスを立ち上げる企業に資金を提供する投資家のことです。
ベンチャーキャピタルは、一般的には大口の投資家であり、個人投資家や法人投資家、年金基金や富裕層の個人などが含まれます。
ベンチャーキャピタルは、スタートアップ企業が急速な成長を遂げるための資金を提供し、企業の経営に関与することで、将来的な成功を見込んで投資を行います。
ベンチャーキャピタルは、スタートアップ企業の出資比率を確保することで、将来的な成功によって得られる利益を最大化することを目的としています。
一方、エンジェル投資家は、個人投資家であり、自身の資金を使ってスタートアップ企業に投資を行います。
エンジェル投資家は、ベンチャーキャピタルと同様に、急速な成長を遂げることができるスタートアップ企業に対して、資金を提供します。
一般的に、エンジェル投資家は、スタートアップ企業に対して比較的小額の投資を行い、その代わりに、企業の経営にアドバイスを提供することがあります。
ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家は、スタートアップ企業の成功に大きく貢献しており、スタートアップ企業が急速な成長を遂げるための資金を提供することで、ビジネスの成功につなげています。
私のコメント 11-2
ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家についてかなり詳しく回答してくれました。
エンジェル投資家についてもう少し説明しますと、エンジェル投資家の多くは元起業家で財を成した人たちです。
彼らはスタートアップ企業に投資しますが、10社に1社でも大化けすれば莫大なお金を得られると考えているため、大胆な投資ができます。
企業に対する目利きに長けています。専門的な知識が豊富で、経験もあり、スタートアップ企業の経営者に適切なアドバイスをすることができます。
『エンジェル投資家』(ジェイソン・カラカニス 滑川海彦・高橋信夫 訳 孫泰蔵 日本語版 序文 日経BP社 2018年7月16日 第1版1刷発行)という正に名称そのものの書籍があります。
この書籍の中に次の記述があります。
エンジェル投資とはそもそもどういうものか?
私の質問 11-3
では、ベンチャーキャピタルとエンジェル投資家として著名な名前を3名ずつ挙げてください。
ChatGPTの回答 11-3
ベンチャーキャピタルとエンジェル投資家の中でも、著名な人物をそれぞれ3名ずつ挙げます。
【ベンチャーキャピタルの著名な人物】
1. ピーター・ティール(Peter Thiel):PayPalの共同創業者であり、Founders Fundの共同設立者。Facebookの初期投資家の一人でもあり、ベンチャーキャピタル界では非常に有名な人物の一人です。
2. マーク・アンドリーセン(Marc Andreessen):Netscapeの共同創業者であり、Andreessen Horowitzの共同創業者。彼はインターネット産業において重要な役割を果たし、多くのスタートアップ企業に投資を行っています。
3. ジョン・ドーア(John Doerr):Kleiner Perkinsのパートナーであり、GoogleやAmazon、Netscape、Intuitなどの初期投資家として知られています。また、環境問題にも強い関心を持ち、Clean Tech投資にも積極的に取り組んでいます。
【エンジェル投資家の著名な人物】
1. ポール・グレアム(Paul Graham):Viaweb(後にYahoo!に買収される)の共同創業者であり、Y Combinatorの共同創設者でもあります。彼は、多くのスタートアップ企業に投資を行っており、シリコンバレーのスタートアップシーンにおいて重要な役割を果たしています。
2. ナヴィーン・シャリフ(Navin Chaddha):Mayfield Fundのパートナーであり、セキュリティ、モバイル、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、AIなどの分野に投資を行っています。彼は、Fortinet、SolarCity、Ripple、CloudGenixなどの成功したスタートアップ企業に投資を行っています。
3. ジェフ・クラウゼ(Jeff Clavier):SoftTech VCの創業者であり、早期のモバイル、クラウド、ソーシャルメディア、ビッグデータ企業に投資を行っています。彼は、Fitbit、Eventbrite、Mint、Tapulousなどの成功したスタートアップ企業に投資を行っています。
私のコメント 11-3
【エンジェル投資家の著名な人物】の中に、実在しない人物が混じっていることが分かりました。
そのため、再度質問しました。
私の質問 11-4
以前、3名の著名なエンジェル投資家を紹介していただきました。
【エンジェル投資家の著名な人物】
1. ポール・グレアム(Paul Graham):Viaweb(後にYahoo!に買収される)の共同創業者であり、Y Combinatorの共同創設者でもあります。彼は、多くのスタートアップ企業に投資を行っており、シリコンバレーのスタートアップシーンにおいて重要な役割を果たしています。
2. ナヴィーン・シャリフ(Navin Chaddha):Mayfield Fundのパートナーであり、セキュリティ、モバイル、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、AIなどの分野に投資を行っています。彼は、Fortinet、SolarCity、Ripple、CloudGenixなどの成功したスタートアップ企業に投資を行っています。
3. ジェフ・クラウゼ(Jeff Clavier):SoftTech VCの創業者であり、早期のモバイル、クラウド、ソーシャルメディア、ビッグデータ企業に投資を行っています。彼は、Fitbit、Eventbrite、Mint、Tapulousなどの成功したスタートアップ企業に投資を行っています。
ナヴィーン・シャリフ(Navin Chaddha)とジェフ・クラウゼ(Jeff Clavier)の2人は、エンジェル投資家ではないと思っています。
ナヴィーン・シャリフではなく、ナビン・チャッダであり、ジェフ・クラウゼではなく、ジェフ・クラヴィーアではありませんか?
ChatGPTの回答 11-4
申し訳ありません、情報の誤りがありました。正しい情報を以下に修正します。
【エンジェル投資家の著名な人物】
1. ポール・グレアム(Paul Graham):Viaweb(後にYahoo!に買収される)の共同創業者であり、Y Combinatorの共同創設者でもあります。彼は、多くのスタートアップ企業に投資を行っており、シリコンバレーのスタートアップシーンにおいて重要な役割を果たしています。
2. ナビン・チャッダ(Navin Chaddha):Mayfield Fundのパートナーであり、セキュリティ、モバイル、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、AIなどの分野に投資を行っています。彼は、Fortinet、SolarCity、Ripple、CloudGenixなどの成功したスタートアップ企業に投資を行っています。
3. ジェフ・クラヴィーア(Jeff Clavier):SoftTech VCの創業者であり、早期のモバイル、クラウド、ソーシャルメディア、ビッグデータ企業に投資を行っています。彼は、Fitbit、Eventbrite、Mint、Tapulousなどの成功したスタートアップ企業に投資を行っています。
再度、正しい情報を提供していただき、ありがとうございました。お手数をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
私のコメント 11-4
今回もそうですが、ChatGPTの回答に疑問を抱いたら、再度あるいは再々度質問することが必要です。そのためにはまず自分で検証することが大切です。
複数のウェブサイトや書籍にあたって確認すること、つまり出典元や出所を明確にしておくことです。そうすればChatGPTが間違った情報を提供した場合に、それを指摘し訂正してもらうことができます。
私が言いたいことは、ChatGPTを含めたAIに教えを請うだけでなく、回答が間違っていたら、私たちが教えてあげる必要があるということです。
いつも受動的であってはならないのです。能動的にならないといけません。
🔷編集後記
今回も一連の「ChatGPTと私の対話」のように、ChatGPTが間違うことが分かりました。
この点は気に留めておく必要があります。
自分で確認することを怠ってはいけないと肝に銘じました。
ChatGPTが出典元を明示できないことに問題があるのです。データの収集方法にも問題があると言わざるを得ません。偏りがあったり、間違ったデータを取り込んでいる可能性があります。
現時点では、AIはあるデータが正しいか、間違っているかが判断できないのではないか、と私は考えています。
出典元や出所を明示できないのですから。
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