渋井不動産の戦略、知識なしで不動産へ挑戦した方の話
「AIに勝てるのはファンビジネス!」
「物件は探すのではなく創るもの」
「人に会うために仕事をする」
今回は面白い物件を紹介・内装する渋井不動産の副社長の金本(かねもと)さん通称"キンポン"さんに戦略と原動力について講義を聞いた言葉。
渋井不動産が仕掛けた戦略について語る。
渋井不動産の戦略
渋井不動産の強みは自社のオウンドメディアを持っているということ。
オウンドメディアとは、不動産でいうところのSUUMOやホームズなどその媒体からお客さんが入ってきて業者へ行くというような入り口みたいなものである。
渋井不動産はそこに目をつけて自社でオウンドメディアを作ったのだ。しかし、0からのスタートである。作るのは至難を要する。そこで取った行動は二つ。3H戦略とHPの検索ワードを絞るということ。
3H戦略とは
HERO(人々の注目を集める):不特定多数にリーチして興味を惹く、話題性のあるもの
HUB(見込み客とのつながりを作る):ターゲットと企業やブランドをつなげ、長期的な関係を作るための役割
HELP(ユーザーのニーズに応える):疑問や欲求などのニーズを解決すること
まず、HERO(人々の注目を集める)の部分だが、話題性を作る為に大きなリムジンを自社の前に止めてSNSで更新したり、HUB(見込み客とのつながりを作る)はコラムなど書いたり、渋井不動産で引っ越す気がなくても物件を見ているだけで面白いといった見せ方をするなど自社のオウンドメディアから離れにくいなど。
そしてHELP(ユーザーのニーズに応える)は、特定の人に刺さる物件を紹介する方法で自社のオウンドメディアを強化していった。
HPの検索ワードを絞る
これは、特定のワードをGoogleに入れた時、渋井不動産が出てくる仕掛けにしているとのこと。
例えば、有名な建築家の名前や歴史を彷彿させるワードなどかなり一部なニッチ層に響くワードを検索するとHPが出てくるなど。
その代わり、”大阪、不動産、1LDK”とか調べても出てこないという制限付きだがかなり斜め上で攻めた戦術をとったとのこと。
物件は探すものではなく作るもの
これは内装のパートでの話だった。お客様が求めた要望に対して、その物件を探すのではなく、お客様が何を一番に重視しているのかそこを見極めた上で条件にあった土地と物件を改装して提案するとのこと。基本はお客様の要望にあった物件はないので、要望に適ったアイデアを創りその物件に作り変える。
これが、物件は探すものではなく作るということだと、、。
(間違ってたらゴメン!!)
人に会うことが原動力
これが一番今回聞いた中で勉強になった。"キンポン"さんの原動力はどうやら会いたい人に会うこと。そのために仕事をする。
最初は専門知識もない状態からのスタートとのこと。
僕は思った。
”普通は事業を始める前にある程度、その業界で修行してから入るもんだと、、。”
でも、違った。やりながら勉強するのだと。
勉強とは、出てきた問題・課題に対してどうやったらクリアするか?そのためのものだ。
なので、お金を払って飲食店とかにいって、椅子の座高や高さ、机の幅などこっそりとメジャーで調べたり、業者さんに頼んで教えてもらったりとして実践と知識を両方とも吸収しながら勉強したそうだ。
これが、本当の独学なんだなと感じた。
だからこそ、失敗してもいいので学びながら実践する。
勉強は課題のクリアするために行うこと。
これは、僕みたいな情報中毒者にはかなり響いた。
特に最後の方は為になるので実際に実践していってほしい。
それでは。
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