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エルヴァイラ Elvira, Mistress of the Dark(1988)

ジェームズ・シニョレッリ監督の1988年作品「エルヴァイラ(Elvira, Mistress of the Dark)」を北米版Blu-rayで見ました。

B級ホラー映画の解説者として人気者になったエルヴァイラを主役に作られたコメディー映画。若干ホラー的な要素もなくはないが、基本はドタバタコメディーです。

出演しているテレビ局のオーナーのセクハラに立ち向かったらクビにされたエルヴァイラ。そこに、大叔母さんが亡くなって遺産が入るという報せが舞い込み、喜び勇んで田舎町に行ってみたら、遺産はオンボロ屋敷とプードル犬お料理のレシピ本だった。ががーん!

ガッカリするエルヴァイラだが、大伯父のヴィンセントは何とかしてこのレシピ本を手に入れようと躍起に。最初はこんな本などどうでもいいと思っていたエルヴァイラだが、やがてこの本の正体がわかって…。

一方、派手派手なエルヴァイラの外見や行動に田舎町の人々(特に年配の女性たち)は反発し、なんとかエルヴァイラを町から追い出そうと画策する。

ティーンエイジャーには支持されて、「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」の上映会を開いて盛り上がるものの、大叔父の企みと町の大人の反感でエルヴァイラは大ピンチに陥り、追い詰められていく。

と、こんな大筋の物語なんですが、とにかくエルヴァイラのいつものキャラクター通り、軽くてノリノリでバカなことやってます的な、ゆるいコメディーに仕上がっているのです。板踏んでコケるというようなギャグとかね…。

まぁ、たいしたことないと言えばそれまでなんですが、バラエティ番組の人気タレントが主演の企画映画って、こんなんだったよなぁ…と微笑ましくなる一作でした。エルヴァイラ、まさに体当たりで何でもやって、めっちゃ吹っ切れてて偉い。

【個人的な盛り上がりポイント】
「POLICE SQUAD!」情報屋の靴磨きの彼が!


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