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独裁者たちのとき(2022)

東京国際映画祭で観て「これは劇場公開されないだろうなぁ…」と思っていたアレクサンドル・ソクーロフ監督の「フェアリーテイル」が、なんと「独裁者たちのとき」という邦題で4月26日から劇場公開されることが決定しました。これはちょっとビックリ。

ヒトラー、スターリン、チャーチル、ムッソリーニなど第二次世界大戦時の独裁者たちの過去の手記や実際の発言と過去のアーカイブ映像を引用し、映像のコラージュのような独自のテイストの作品に仕上がっています。

画面の中で彼らが相手を揶揄し、自分の主張を繰り返す。しかも、同一画面内に複数のヒトラーやムッソリーニがいてあっちこっちで好き放題の自己主張。

見ている観客も、彼らと一緒に"地獄めぐり"させられてるような気持ちになってしまう、なんとも言えない気持ち悪さのある、でも、ある意味凄い映画でした。

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